かかとの足ツボマッサージ方法3選。足裏・ふくらはぎ・くるぶしのツボも同時チェック

かかとの足ツボマッサージ方法3選。足裏・ふくらはぎ・くるぶしのツボも同時チェック

かかとのツボ押しマッサージをご紹介

「押すと痛い」というイメージも強いツボ。「痛い」のは何らかの不調が隠れているからだといわれていますよね。ツボは「反射区」と呼ばれる部位にあり、それぞれ身体の部位の末梢神経の集中箇所だといわれています。足の裏にも約60もツボがあり、足の裏は人の「身体の地図」とも呼ばれてるんですよ。

ツボが存在するのは神経が集中している所。そのため、どこか身体に不調が出ると「渋滞」を引き起こしてしまいます。ツボへの刺激はいわば交通整理のようなもので、刺激により血管が広がり、血行が良くなることで渋滞を解消し、間接的にですが不調を取り除く事ができるのです。

今回はそんな足にある「ツボ」特集♪悩み別・ツボがある部位別に効果のあるツボと、ツボ刺激のやり方。見つけるコツも!ツボ刺激でむくみ・便秘を解消♪食欲も抑えて、ストレス解消も?気になるツボは忘れずメモメモ★

かかとのツボの位置と効果

まずはかかとにあるツボを紹介♪足の裏は、身体の地図といいましたが、かかと部分は生殖器や座骨神経などを表す反射区だといわれています。

生殖器に効くツボ

かかとは生殖器や骨盤などの反射区で、女性は子宮や卵巣、男性の場合睾丸を表すそうです。そのため、この箇所に痛みがあったり、固くひび割れている、暗い紫色をしている場合などは、生理周期が乱れていたり、ホルモンバランスが乱れていることもあるようです。この反射区は一箇所を刺激するのではなく、全体的にマッサージする事で疲れが溜まっている、機能が低下してしまっている箇所を活性化させる事ができます。

【マッサージ法】

  1. 足の裏を上に向けてマッサージしやすいようにしましょう。
  2. 足とは反対の手の親指(右足なら、左手の親指)でかかとの小指側→親指側(左下→右上)へ斜め上に少しずつずらしながらなぞります。
  3. 次は、親指側からお指側へ(右下→左上)になぞります。どちらも2回ずつ行いましょう。
  4. 次に、かかとの一番端の部分に親指を当て、足の裏の外側を通るように、足の真ん中あたりまで2回押し上げます。
  5. またかかとの一番端の部分まで親指を戻したら、次は足の裏の内側を通るように、土踏まずのあたりまで2回押し上げましょう。
  6. 反対の足も同様に行ってください。

かかとの外側は「卵巣」内側には「子宮」の反射区が存在します。かかと全体が骨盤といったイメージです。全体をマッサージする事で相乗効果を期待できるのです。

睡眠改善に効くツボ

よく眠れない時、刺激して欲しいツボは、「失眠(しつみん)」と呼ばれるツボです。失眠はかかとの丁度中央にあるツボです。

【見つけ方】​

  1. 足を逆の脚の膝などにのせて足の裏が見やすいようにします。
  2. 親指と一差し指で輪を作り、かかと部分に合わせます。
  3. その中央にあるのが失眠です。

【刺激の仕方】

  1. かかとは固いため親指などを使って少し強めに刺激してOK。
  2. 垂直にぐーっと2~3秒押しましょう。
  3. 回数は10回程度、両方の足の裏にあるので、反対の足も同じように押しましょう。

失眠にはリラックス効果もあるといわれています。何か気になることがあって頭から離れず眠れない!そんなときに失眠を刺激することで気持ちが落ち着きぐっすり眠ることができるのです。

痔に効くツボ

かかとにあるツボ、3つ目は痔に効くといわれている反射区です。痔の反射区はかかとの中央ではなく、際の部分ぐるっと半円状に存在します。痔だけではなく、痔になりかけの時、便秘・下痢の場合にも効果が期待できます。

【マッサージ法】

  1. 痔の原因は血行不良や冷えだといわれています。なので、反射区も同じように温め、血行をよくする事が大切です。
  2. ​足の裏が見えるようにします。
  3. かかと部分を斜め下から斜め上になぞるようにマッサージしていきます。(生殖器のマッサージ法と同じ)
  4. 手のひら全体を使いかかと全体をぎゅーっと押し、離すという動作を繰り返し、血行をよくします。
  5. マッサージが終わったら足が冷えないように靴下を履きましょう。
ほそみん
かかとは皮も厚く力をぎゅーっと入れてもなかなか効果を感じにくい箇所……(;3;)
そのため、刺激する際は手ではなく、ツボ押し用の棒やお灸などグッズを使っての刺激がおすすめ★

もっと知りたい!足裏のツボ

足裏にはまだまだツボが存在します!お悩み別に効果が期待できるツボをご紹介していきましょう♪

頭部に効くツボ

まず、頭の部分を表しているという反射区が「親指の腹の部分」です。頭痛や精神的なストレスを抱えているという方、不眠気味という方にもおすすめです。

【刺激の仕方】

  1. ​足の親指の腹の部分を手の親指と人差し指を使い、ほぐしていきましょう。
  2. 全体的にコリがとれて柔らかくなったら、反対の足も同様に行いましょう。

突然、偏頭痛に襲われた場合など、さらにオススメなのは足の甲の部分にある「臨泣(りんきゅう)」と呼ばれるツボです。

【見つけ方】

  1. 足の甲の、薬指と小指の間を骨の形に沿って下にすーっと滑らせて行きます。
  2. 骨の合流地点が臨泣です。

【刺激の仕方】​

  1. 手の親指の腹を使い、ぐーっと2~3秒押し、離す。
  2. この動作を繰り返し、痛みが消えない場合は反対も。
  3. 目安としては2~3分程です。​

足の親指の反射区、そして、臨泣への刺激で上手に辛い頭痛を解消しましょ★

目に効くツボ

目の疲れに効く足ツボは両足の人差し指と中指の付け根付近です。スマホやパソコンと長時間向き合っていることの多い現代人はここを刺激されると「いったーい!」と叫んでしまう人も多いようですよ。

【刺激の仕方】

  1. ​反射区というのは本来の位置と反対側にあることが多いです。そのため、右目は左脚。左目は右足ということ。
  2. 手の親指と人差し指で挟む様にして指の付け根を持ち、ぐーっと押します。人差し指と中指両方の指の付け根を押しましょう。
  3. ぐりぐりとほぐしてもOK。痛いと感じる人が多いと思いますがちょっと痛いぐらいの力の強さで刺激しましょう。
  4. 反対の足も忘れずに行ってくださいね。

それでも、目の疲れが取れないという方は、大敦(だいとん)というツボがオススメです。

【見つけ方】

  1. 足の裏ではなく、甲側。
  2. 親指の爪の付け根、人差し指側、端からちょっとだけ内側に入った場所です。

【刺激の仕方】

  1. 手の親指の腹を使い、ぐーっと2~3秒押し、離す動作を繰り返しましょう。
  2. 目が疲れている時は、かなり痛いです。「ちょっと痛い」ぐらいの強さで刺激します。​​​
ほそみん
ツボの刺激だけではなく、目を休めるというのも重要ですよ!
就寝30~1時間前にはTVもスマホもパソコンも消して、証明を落とし、リラックスする時間を持ちましょうね★
そうすることで睡眠の質もぐんっとアップします↑

耳に効くツボ

続いては、耳に効くツボ。耳鳴りや聞き取りづらいといったお悩みを抱えている方におすすめのツボです。耳のツボは、両足の薬指、小指の付け根周辺です。刺激の仕方は先ほどの目のツボと同様なので省きます。手の指を使いぐりぐりっとマッサージしましょう。ただ、ここに痛みが出る場合は、やはり耳に何らかの異常がある場合が多いです。

そのため、ツボの刺激もイイですが、まずは耳鼻科への受診をオススメします。

首に効くツボ

続いては、首や肩こりに効くツボを紹介していきます。親指の腹が頭ということで、親指の付け根付近が首、そこから、小指に向かっていくラインが肩を表しています。

【刺激の仕方】

  1. まずは、頭の部分(親指の腹の部分)をもみほぐしましょう。
  2. そこが終わったら、首の部分(指の付け根付近)を同じように親指と人差し指を使いもみほぐしていきます。​
  3. 親指の付け根をもみほぐし終わったら、人差し指から小指にかけて付け根付近を刺激していきます。
  4. 手をグーにして指の関節を使いぐーっと押し込む様に人差し指から小指へゆっくり行っていきます。
  5. 反対の足も同様に行いましょう

足に存在する反射区は、先ほどもあげた様に、本来の位置とは反対に存在します。そのため、もし右の首・肩に強い痛みを感じるのであれば、左足を重点的に刺激しましょう。また、足のツボを刺激する姿勢も実は、首に負担をかけやすい姿勢でもあります(下を向くため)。足の刺激が終わったら、首そのものをぐるっと回すなどコリを摂る努力も忘れずに行いましょう。

リンパの流れに効くツボ

続いてはリンパです。リンパの流れが滞るとむくみなが酷くなってしまうため、日頃からむくみが酷い、足のだるさが摂れないという方はぜひ刺激してみましょう。リンパの反射区は足の指のそれぞれの指の間です。

【刺激の仕方】

  1. 足の裏側、足の甲側を手の指で挟み込むように刺激します。
  2. 親指と人指しの指の間から、上→下にむかってぐっぐっと刺激していきましょう。
  3. ​人差し指と中指の間、中指と薬指の間、薬指と中指の間も同じように上から下へ刺激していきます。
  4. その動きを2~3回繰り替えし、反対の足も同様に行います。

さらにリンパの流れを改善の効果を高めるには腎臓の反射区を刺激すると良いといわれています。オススメのツボは足心(そくしん)​と呼ばれるツボです。

【見つけ方】

  1. ​足の裏の土踏まず、その中央付近。
  2. 人差し指とかかとを直線で結んだその中間地点にあるのが足心です。

【刺激の仕方】

  1. 刺激しやすい様に、足を膝の上などにのせ、足裏を上にします。
  2. ツボ部分に親指の腹を押し当て、ぐーっと5秒間ほど押します。
  3. これを片足3分程繰り返し、反対の足も同様に行いましょう。手の指を交互に使う様にすると疲れにくいですよ。
ほそみん
足心は刺激する事で、体内の水分量を調節する効果が★
むくみや低血圧、肌荒れ、血行とリンパの流れなど期待できるのです!
足のむくみ予防にリンパマッサージをする方多いですが、面倒くさくなっちゃって長続きしない子ももちろんいますよね。
そんな子におすすめです★

胃に効くツボ

胃に効くツボはとても見つけやすいです。なぜなら、胃や消化器官全般のツボがあるのは土踏まず全体なのです。この場所を刺激してみて痛みがあるとき、見るからにパンパンになっている場合は胃や腸などの消化器官の働きがとても悪くなっている状態です。

【刺激の仕方】

  1. ​手をグーにして指の関節を使い土踏まず全体を上から下へ刺激していきます。
  2. 胃の反射区は土踏まずの上の方だといわれていますので、上の方を重点的に刺激しましょう。
  3. 反対の足も忘れずに行いましょう。

また、胃の不調がかなり強いと感じる場合、太白(たいはく)と呼ばれるツボを刺激するのもオススメです。

【見つけ方】

  1. ​足の内側の側面、親指からかかとへなぞっていく。
  2. 親指の骨の付け根のすぐ下付近(なぞっていくときに最初に凹んでいると感じる場所、真ん中より少し上)そこが太白です。

【刺激の仕方】

  1. 親指の腹を使いぐーっと指圧しましょう。​

太白は胃痛はもちろん、風邪、嘔吐、下痢、腹痛、消化不良などさまざまな不調に効果があるといわれているツボです。

腸に効くツボ

腸の反射区も先ほどと同じ土踏まず。そのため、まずは、土踏まず全体を指の関節を使いマッサージします。便秘を解消したいというときには少しコツが必要になります。

【刺激の仕方】

  1. 大腸の反射区は右足から始まります。
  2. そのため、まずは右足の土踏まずからマッサージします。
  3. 右足の土踏まずをかかとの方から小指側を通り、親指側へ、手の親指の腹を使い時計回りに指圧しましょう。
  4. ​次は左足、土踏まずの中央付近、親指側から刺激し始め、ひらがなの「つ」を書くように指圧していきます。

この方法は、下痢の時にも有効のようです。お腹が痛くてそれどころじゃないかもしれませんが、余裕があるときにはぜひ★また、足の人差し指にある厲兌(れいだ)​というツボも胃腸が弱っている時に良いそうです。

【見つけ方】

  1. 足の​人差し指の中指側。爪の横にあります。

【刺激の仕方】

  1. 手の親指と人差し指を使い、足の人差し指をぐりぐりっとつまんで引っ張るように刺激します。
  2. 左右で痛みに差がある場合は、より痛い方を重点的にもみほぐしましょう。

​厲兌は胃のムカムカ、吐き気、便秘、むくみにも効果があります!

ストレスに効くツボ

続いて、ストレスに効くツボです。まずは湧泉​(ゆうせん)というツボ。​​湧泉​は気持ちと身体、どちらにも効果を発揮する万能なツボで、リラックス効果もあるといわれています。

【見つけ方】

  1. 足の裏の中央より、少し上の方にあります。
  2. 人差し指と中指の骨の間、足の指からかかとへ手の指を滑らせて行ったときに少し凹んでいる部分が湧泉です。

【刺激の仕方】

  1. ​​まずは両手の親指を使い、湧泉の周りをもみほぐしましょう。
  2. 次に、湧泉をぐーっと2~3秒かけ、指圧します。
  3. 温かいなと感じるまで続けましょう。

湧泉はエネルギーを体中に送ってくれるツボだといわれており、疲労回復効果も期待できます★さらに湧泉をそのまままっすぐ下におろしていったところに先ほど紹介した足心というツボ(足の裏の真ん中)と失眠というツボ(かかとの真ん中)があります。その2つもストレスに効くツボとして知られていますので、湧泉と一緒に指圧しておきましょう。

くるぶしにあるツボ

くるぶしにもツボは存在します。くるぶしにあるツボに関しては特に女性に嬉しいツボを紹介しましょう★

冷え性改善に効くツボ

冷え性に効果があるツボはくるぶしだけでも2箇所。外側と内側に存在します。まずは太谿(たいけい)​と呼ばれるツボです。

【見つけ方】

  1. ​足の内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ、そこが太谿です。
  2. 少し押してみると、脈を打っているのを感じる場所です。

【刺激の仕方】

  1. ​手の親指の腹を使い、ぐーっと2~3秒指圧します。
  2. 回数は5~6回ほど、温かく感じたら、反対側も同じように押しましょう。

太谿は「若さを保つツボ」ともいわれており、下半身の冷え、生理不順、生理痛、ターンオーバーを正常化する事から、シミへも効果が期待できるといわれています。入浴中など気がついたときに刺激するようにしましょう。次は、附陽(ふよう) ​というツボで、外くるぶしに存在します。

【見つけ方】

  1. くるぶしの頂点から指4本分ほど上の位置。
  2. アキレス腱とふくらはぎの骨の境目にあります。​

【刺激の仕方】

  1. 床に座った状態で、膝を内側に倒します。
  2. ツボのある位置を、手の親指の先を使い(爪を立てないよう)、ぐーっと垂直に2~3秒押します。
  3. 5~6回行ったら、反対側も同様に行いましょう。

​附陽は冷え性の他、座骨神経痛、膀胱炎、子宮内膜症、発毛等にも効果が期待できるといわれています。その他、全身が冷えていると感じている場合は、先ほども紹介した、湧泉(足の裏の中央より少し上)の刺激も効果的です★

足首痩せ・便秘解消に効くツボ

続いては、足首を細くしたい!と思っている方へオススメしたいツボ。三陰交(さんいんこう)​は足首痩せ、便秘、婦人科系の不調、消化器、肝臓などなどに効果を期待できるツボです★

【見つけ方】

  1. 足の内側、くるぶしから指4本上の位置。
  2. ​骨と筋肉の境目に三陰交があります。

【刺激の仕方】

  1. 床に座った状態で脚を外側に倒します。
  2. ツボのある位置を、両手の指を重ねた状態でぐいっと押します。
  3. 下にぐーっと押すのではなく、ぐいぐいと推し進めるように回しながら押すとイイとされています。
  4. 2~3秒の指圧を3回ほど行ったら、反対の足も同じように刺激しましょう。​

三陰交は冷え性解消でとても有名なツボなのですが、下半身の血行をよくする効果が期待できます。そのため、むくみも解消し、代謝が活発になり痩せやすくなるといわれているのです!そのため、足首だけではなく、太ももなどにも効果があったという口コミも!

ちなみに、血海(けっかい)は太ももの内側にあるツボで血の流れを良くするツボです★

ほそみん
冷え性改善などの効果を期待しツボ刺激をする際に気をつけたいポイントは、指圧していない方の足。
指圧していない方の足が冷えてしまっている方、意外と多いのです!
反対の足も冷やさない様膝掛けをかけるなど対策をしっかりしておきましょう★
またツボ刺激後の足も忘れずしっかり温めてあげましょう。
そうすることで効果が出やすくなりますよ!

ふくらはぎにあるツボ

ふくらはぎは第2の心臓とも呼ばれ、足の先まで流れてきた血液を今度は心臓へ送り返すためのポンプの様な働きがあります。そのため、ふくらはぎにも多くのツボが存在しています。

むくみ解消に効くツボ

むくみ解消が期待できるツボは、委中(いちゅう)というツボです。ふくらはぎではなく、ひざ裏にあるツボなのですが、ひざ裏はリンパの流れも滞りやすい部位なので、ここを刺激する事はむくみ解消には欠かせないポイントでもあります。

【見つけ方】

  1. 両方の膝の裏側にあります。
  2. 膝を曲げたときちょうど真ん中に来る位置が委中です。

【刺激の仕方】

  1. 椅子に座りましょう。
  2. 手の中指の腹をツボに押し当て、2~3秒ほど、指圧しましょう。
  3. 片方につき1~2分、押して離してを繰り返しましょう。

​​むくみの他には、リンパの流れを改善する事から、足のだるさ、肩こり、腰痛などが改善したという効果も!また、むくみ解消に効果的なツボには豊隆(ほうりゅう)​というツボもあります。豊隆​はスネの方にあるツボで、リンパの流れを良くしてむくみを解消してくれます。

【見つけ方】

  1. 足の外側にあるツボです。
  2. 膝と外くるぶしの丁度中間​の高さで、骨から指2本分外側の位置にあります。

【刺激の仕方】

  1. ​椅子に座り刺激します。
  2. 両手の親指を重ねてツボの上に置き、他の指はふくらはぎを包み込む様に持ちます。
  3. ぐーっと2~3秒指圧。回数は左右それぞれ5回ずつです。

左右別々に刺激してもOKですが、同時に刺激するのも効果的★むくみの他にも急な咳を止めたい場合などにも有効なツボです。

食欲を抑えるツボ

「どうしても抑えられない食欲!」それももツボを刺激することで、抑えられるといわれています。そのツボが、陽陵泉(ようりょうせん)​です。

【見つけ方】

  1. ひざの近くにあります。
  2. 膝下外側にある骨にでっぱりがあり、その下が​陽陵泉​です。

【刺激の仕方】

  1. ​陽陵泉も椅子に座り刺激します。
  2. 手の親指をツボに押し当て、ぐーっと2~5秒程指圧します。
  3. 左右とも各5回ずつ行いましょう。

陽陵泉は筋肉疲労時におきるこむら返り、ストレスによる過食、胃痛などに効くとの事。

ほそみん
気持ちが落ち込んでるときやイライラしているとき、ついつい食べ過ぎちゃう!という人におすすめのツボなのです!

デトックス効果のあるツボ

ふくらはぎにあるデトックス効果があるツボは築賓(ちくひん)​です。築賓​はふくらはぎの内側にあるツボで、むくみ、冷えの改善、疲労解消、こむら返り、精力減退などに効果が期待できるツボです。

【見つけ方】

  1. ふくらはぎの内側にあります。
  2. 位置は、​ひざとくるぶしの丁度中間のあたり、押してみて痛いところが築賓です。

【刺激の仕方】

  1. 手の親指の腹を使い、ぐーっと5秒ほど垂直に押します。
  2. それを5回程行いましょう。
  3. 反対の足も同じように行います。​

築賓​は、解毒の働きを持つツボといわれており、身体で解毒する働きがある肝臓などの反射区を一緒に刺激する事で効果UPが狙えます。近くにあるツボでは曲泉(きょくせん)が肝臓へ効果を期待できます。

【見つけ方】

  1. ひざの内側にあるツボ
  2. 膝を曲げたときにできる深いシワの先端、そこにある少しくぼんだ位置が、曲泉です。

【刺激の仕方】

  1. 足とは反対の手の親指を使い、2~3秒ほどゆっくり押します。​
  2. 押しては離しという動作を1~2分程続け、反対の足も同様に行います。

ここを刺激したときに痛みがあるときは、肝機能が弱っている証拠です。老廃物も溜まってしまっていることでしょう……!お酒好きな方は休肝日を作るなどして、肝臓をしっかり休ませてあげてくださいね★

便秘解消に効くツボ

便秘に効くツボはふくらはぎの真ん中に位置する承山(しょうざん)​というツボです。このツボはむくみにも効果的で、とても分かりやすいので比較的見つけやすいツボです。

【見つけ方】

  1. ​ふくらはぎの後ろ側にあるツボです。
  2. かかとからまっすぐ上に指を滑らせて行くと、腱と筋肉の変わり目部分が盛り上がっています。
  3. その盛り上がりの手前が承山です。

【刺激の仕方】

  1. 床に座り膝を軽く曲げ、立てた状態にします。
  2. かかとから両手の親指の腹をすーっとなで上げていきツボの位置を特定します。
  3. ツボの場所が分かったら、5秒ほどぐーっと押し続け、ゆっくり離す。
  4. 3~5分程続け、反対の足も同様に行いましょう。​
ほそみん
承山は便秘解消だけではなく、脚やせ効果も期待できるツボ★
毎日しっかり刺激して理想の足を手にいれましょう~!

ホルモンバランスを整えるツボ

ホルモンバランスを整えてくれるツボというのも存在します。一番最初に紹介した生殖器の反射区を刺激することもイイですが、ふくらはぎにある中都(ちゅうと)も生理不順や生理痛、不正出血など女性特有の悩みを解決に導いてくれます★

【見つけ方】

  1. ふくらはぎの内側にあります。
  2. 内くるぶしから、指で7本分上に上がった部分。
  3. 触るとへこみがあります。そこが中都です。

【刺激の仕方】

  1. ​​床に座り、膝を立てた状態にします。
  2. 手の親指の腹でツボを5秒ほど時間をかけてぐーっと押します。
  3. 温かいと感じるまで、押しては離すを続けましょう。(3~4分程だと思います)

女性特有の悩みを解決としましたが、男性が刺激した場合も効果は期待できます。滋養強壮、生殖器の働きも活発にし、泌尿器系の疾患にも効果が期待できるといわれています。

足ツボマッサージを行ってはいけない人

「よし、じゃ、早速ツボ押し開始!」とはいかない人、いかない場合があるんです。しっかりチェックしておきましょう。

ケガをしている人

まずは、どこかけがをしている場合。この場合はケガが治るのを待ちましょう。特に手術などを行った場合、身体はとてもデリケートで、自分では思ってもみない変化が身体では起こります。ツボの刺激でケガに悪影響が出てしまう危険もあるのです。まずはしっかりケガを治すことを優先させましょう。

飲酒している人

次にアルコールを飲んでいる時、この場合もツボ押しNGです!アルコールを飲んでいる時は血行がもともと良い状態です。そこにさらにツボ刺激によって血行が良くなると酔いが驚く程回ってしまいます。飲酒後はもちろんですが、ツボ押し後に飲酒するのも止めましょう。どちらにしても酔いが回ってしまいます。

妊娠中の人

妊娠中はツボ刺激をしても良い時期、ダメな時期があります。ですが、基本は避けておくべきです。というのも、ツボはその刺激した場所だけではなく、身体の様々な部位へ影響がでます。その反応が、妊娠中は過敏に出てしまったりすることが充分に考えられるためです。妊娠中、便秘やむくみ、だるさなども酷くなり、ついついツボを刺激したくなる事も多いですが、せめて安定期に入るまでツボ押しは控える様にしましょう。

ただ、お産が近づくとツボを刺激することで、お産が楽になる、陣痛が起きやすくなるという効果が期待でき、おすすめされることもあります。お産が近づくと医師や助産師さんなどからアドバイスがある産院もあるようです。医師からOKをもらってから刺激をするようにしましょう。

足ツボマッサージの効果を高める方法

足ツボ、どうせするならしっかり効果を出したいもの。足ツボを刺激する以外に一緒にした方が良いこととは何でしょう?

マッサージの前後に白湯を飲む

効果を高める方法としてまず有名なのがマッサージ後に白湯(体温と同じぐらいの温度のぬるま湯)を飲むコト。量は500ccが理想です。一気に飲む必要は無く、ゆっくりマッサージ後30分程かけて飲みましょう。そうすることで、身体の中で水分の流れが起こります。ツボの刺激によって渋滞箇所が無くなったため、溜まっていた老廃物も流れに乗って一緒に動いてくれる効果があるのです。

足ツボが痛い理由は何?

今回紹介したツボ、「読みながら押してみたよ」って方はいますか?痛みがありましたか?ではどうして、ツボは痛いと感じるのでしょう?

老廃物が溜まっている

痛いと感じた場合、それは渋滞が起こっている証拠。老廃物が溜まり、圧が高ーくなっている箇所。そこをぐっと押すため、さらに圧がかかり痛みを感じるのです。そのため、慢性的な不調がある場合は、軽く押しただけでも痛みを感じたり、かかとにあるツボは立っているだけでも痛いと感じる事もあるほどなのです。

足の疲労が原因

ツボにとどまっている老廃物には、疲労物質である乳酸も一緒に蓄積されているといわれています。疲労物質がいつまでもそこにとどまるため、足の疲れ、だるさが抜けず重たく感じるのです。足ツボは毎日コツコツ続ける事で痛みを感じにくくなっていきます。痛みがあるうちはムリせず優しくさする程度に留め、とにかく血行をよくしてあげるように頑張りましょう!

ツボを押しで体の調子を整えよう

​ツボや反射区というのは全身にあり、様々なサインを出してくれています。ぜひ今日からツボ押し生活を始めてみてください★ツボを刺激することでいち早く身体の不調・変化に気付けるケースもありますよ!そして、「ツボ、見つけにくいよ!」と困ったときは、ちょっとへこんだ場所を探してみましょう。全てがそうと決まっているわけではありませんが、ツボである確率は高いんです★

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