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クエン酸はダイエットの敵ってホント?

クエン酸と聞けば思い浮かぶのは柑橘類やお酢、梅干しなど酸っぱい食べ物。美容や健康にと古くから重宝されている栄養素です。暑い季節や疲れが溜まっているとき、風邪っぽいときにも自然と食べたくなることありますよね。
代謝を上げるクエン酸はダイエット系サプリメントや食品にも入っていることが多いので、「クエン酸でダイエット」ができるかも!?って思ってる人も多いのでは?さて、クエン酸でダイエットが叶うんでしょうか?
ダイエットの大敵になる可能性アリ!?
余ったクエン酸は太るもと
黒酢を良く料理に使う人や酸っぱいものが好きな人はしなやかですっきりと痩せているイメージがありませんか?クエン酸は太るもととなる血糖値の上昇を緩やかにし、脂肪をつきにくくしたり、エネルギーの代謝を高めるクエン酸回路を活発にするため、燃えやすい体になると人気がありました。ところが、近年ではクエン酸が脂肪燃焼を促進するわけではないとの見方が優勢のようです。でも「太るもと」とはどういうことなんでしょう?
まずは、代謝に深く関わるクエン酸回路について知っておきましょう☆
クエン酸回路って何?
別名TCA回路とも呼ばれていて、呼吸で取り入れたの酸素とともに働く代謝経路のこと。食べ物から得られた炭水化物から出るブドウ糖やや脂質から出る脂肪酸などを分解して、体を動かすためのエネルギーを作り出す回路です。この回路の働きが良ければ体内の栄養素からしっかりとエネルギーが作られるので代謝が良くなると言われています。
クエン酸回路を発見したのはハンス・アドルフ・クレブス博士で、後にノーベル医学生理学賞受賞されています。

それに、クエン酸はわざわざ摂取しなくても自然に体内で産生される栄養素なので、食物で十分補えます。ところが、直接的に痩せるわけではないもののクエン酸には色々な効果があるので、決して無駄というわけでもありません。どうしたらダイエットに活かせるのか、詳しく見ていきましょう☆
上手に使えばダイエットに効果的かも
クエン酸回路を活性化し代謝アップ
ダイエットに繋がる「代謝が良い状態」とは、食べた物から効率よくエネルギーを作り出し、どんどん消費していくこと!体の中のエネルギーを作り出す細胞の中でも、ミトコンドリアが働くクエン酸回路はエネルギーを作り出す効率が良いと言われています。エネルギーを作り出すにはたくさんの栄養素を消費するから「燃えやすい」つまり、代謝が良くなり痩せる!そうなんです。
過剰摂取を避ければ、クエン酸回路の働きを高めて、体のめぐりを良くしていくことに繋がります。過剰摂取を避けるためにも摂取量を守りましょう。

痩せた?太った?口コミを調査
実際にクエン酸を摂取してみて痩せた人、太った人両方が存在します。この点でもダイエットに効くとも効かないとも言い切れないところなのですが、それぞれの口コミを見てみましょう。
痩せたかも!!
- 運動と併用で効果あった!体質改善の為、本格的に飲み始めたら改めてその効果に驚いています。疲れたときに発生する乳酸を分解するのでほんとに疲れにくくなります。その結果、体が軽くなり動きが良くなって自然に体重減少につながるのだと思います。クエン酸を飲んだだけでは痩せません。やはり体を動かさないと…
- 体重も体脂肪も減った!私も3ヶ月くらい続けているのですが、体脂肪も減り、4キロ程落ちました。健康にもいいので、ぜひ興味のある人は飲んでみては?

太ったかも!!
- 毎日炭酸水を飲用毎日、水にクエン酸を入れ二リットル位飲んでいます。 体調はいいのですが、太った感じがします。
- ダイエット中にも関わらず…今、ダイエット中なのですがクエン酸を飲んでから体重が落ちにくくなっているような気がします。

このようにクエン酸をただ摂取するだけでなく、しっかりと体を動かしてエネルギーを生み出す必要がある状態を作る必要がありそうです。 そして、食べる量は変わってないのに体重が増えてきた人、脂肪がつきやすくなったと感じている人は食事だけでクエン酸を補えていないかもしれません。摂取量を守って意識的にクエン酸を含む食べ物を摂るようにしてみましょう。
運動とクエン酸で良い効果
- 運動後の疲れかたが違う!クエン酸とると、運動後の疲労が違います。 筋肉痛にもなりにくいし、だるくもなりにくいので、運動を続けやすいと思います。クエン酸では、痩せるという意味では難しいと思います。でも運動してなくても、普段の疲れにもクエン酸は効きますよ!
- 筋肉の付き方がきれいに◎ジムのトレーナーに教えてもらい、私も実行しているんですが、 有酸素運動前→アミノ酸 有酸素運動中→クエン酸 無酸素運動後→たんぱく質 だそうですよ。脂肪の燃焼に効果的なとり方で、筋肉もついてキレイなカラダになりますよ^^

うれしいことにクエン酸は体内をアルカリ性へと近づけてくれます。そのため血液がサラサラになり、筋や筋肉を柔らかく伸びやすい状態にしてくれます。クエン酸を摂ることで体が柔軟になり、運動効果も上がりそうですね♪
ダイエット以外の様々な効果
疲労回復
運動などでエネルギーが消費され続けると、エネルギーを生み出すクエン酸回路の働きが鈍ってきます。この状態が疲労なのだそう。体が疲れているときにクエン酸を摂るとクエン酸回路が元気を取り戻し、疲労のもとと言われている
乳酸がエネルギーとして分解され消費されたあとは、体外にデトックスされるので疲れが残りにくいんです。それに、体を酸性に傾けてしまう乳酸がデトックスされることで、血液がサラサラになり筋肉も柔らかくなるんだそう!

美肌効果
クエン酸回路の活性化により細胞の新陳代謝のサイクルが整うと、肌のターンオーバーもスムーズに行われるようになり美肌に!クエン酸は血液のphをサラサラになる弱アルカリ性に傾けるから、血流が良くなって肌が必要としている栄養分がちゃんと行き渡るようになりますよ。

アンチエンジング
クエン酸は体内のエネルギー産生・消費サイクルを安定させ体を疲れにくくし、ミネラル類の吸収を良くするからエイジングの元となる酸化を抑える
そしてもうひとつ、美肌づくりの敵となる血行不良にもうれしい効果が☆クエン酸は酸性に傾きがちな体を弱アルカリ性へと導くため血流が良くなり、血行が改善することが分かっています。
痛風改善
関節に激しい痛みや変形をもたらすこともある痛風は、
食欲増進
夏のジメジメと蒸し暑い日が続くと食欲も無くなってきますよね。そんなとき、酸っぱいものなら受け付ける!という人も多いんじゃないでしょうか。クエン酸の酸味が、唾液や胃液の分泌を促したり胃腸の動きをサポートするので自然と食欲が湧いてきます。
ミネラルの吸収を促進
脂肪肝の予防
食べ過ぎでエネルギー過多になったり疲れが溜まっていたりすると、肝臓の働きが鈍ってしまい代謝が悪くなってきます。そうなると脂肪がつきやすくなってきますが、クエン酸で代謝に関わるクエン酸回路を活発にしておくことで、体内環境を健やかに保てます。ダイエットというよりは健康促進のためにおすすめの栄養素ではないでしょうか。以下にクエン酸がおすすめなケースを載せてみたので参考にしてみてくださいね☆
クエン酸はこんなときおすすめ♪
- 疲れやすい
- 疲れがとれない
- 便秘がち
- むくみやすい
- 汗をかきにくい
- 胃腸の調子が悪い
- 冷え性
- 肌荒れ
- 筋肉痛になりやすい
- 柔軟体操がうまくいかない
クエン酸の上手な摂取の仕方
1日の摂取量は5gを目安にする
摂取量の目安は2g〜5gです。ダイエット中なら運動は必須なので5g摂っても良いそうです。ポイントは一度に摂らず数回に分けること!毎食時に果物や果汁100%のジュースを飲むのは、ビタミン類や適度な糖分との相乗効果が期待できるのでおすすめですよ♪クエン酸を多く含む食品の摂取量目安を挙げてみましたので参考にしてみてくださいね☆
食品 | 1日の量の目安 |
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レモンなど柑橘類 | 1 |
キウイ | 3 |
いちご | 5粒程度 |
パイナップル | カットフルーツ1パック程度 |
梅干し | 3 |
有酸素運動・筋トレの後に摂取する
クエン酸は運動による筋肉痛のもととなる乳酸を抑制する作用があると言われています。さらに疲労回復にも有効なので疲れにくくなって、運動効率や消費エネルギーのUPも見込めますよね。スポーツドリンクにも欠かせない成分です。クエン酸は摂取して1時間ほどで活性化し始めますので、運動前後に摂取することで筋肉ダメージの回復を早めてくれます。
アミノ酸とあわせて効果アップ?!
体の細胞を構成するタンパク質は、色々なアミノ酸から成っています。アミノ酸のなかでもロイシン・イソロイシン・バリンの3種は主に傷ついた細胞の回復に、シトルリン・グルタミンは筋肉の増強をサポートします。エネルギーを効率良く生み出すクエン酸といっしょに摂ることで運動後の筋肉ダメージや疲労をやわらげ、代謝をよりスムーズに行なうためのサポート力もUPしますよ。
クエン酸摂取におすすめのレシピ
レモンのはちみつ漬け
クエン酸をたっぷり含んだ代表的な食べ物と言えばレモン。100gあたり26kcalのレモンの持つ効能には、胆汁の生成をサポートし消化しやすい状態を整えたり、体の中の老廃物や毒素のデトックスに長けています。レモンが好きなら朝飲む水にキュッと絞れば良いのですが、酸味や苦味が苦手という人にははちみつ漬けがおすすめ。
ビタミン・ミネラルの宝庫で食べるサプリメント的なはちみつの効能は、疲労回復はもちろん余分な塩分のデトックスでむくみも◎
気になるカロリーも100g294kcalと砂糖に比べて100kcalほど低いんですよ!体内で必要な栄養素が揃っていないと健康的なダイエットは望めませんから活用するのも手!
- レモン3個を皮ごとしっかり洗って準備
- 皮ごとスライスする
- 消毒済みの保存容器に入れ、はちみつをレモンが隠れるほど入れる。ときどき混ぜながら、一晩寝かせればOK

酢しょうが
酢しょうがとはお寿司を食べるときに添えられているガリのこと。お酢もしょうがも血流を促し体を温めるので代謝UPに期待が持てますよ。燃えやすい体づくりにおすすめの組み合わせです。殺菌作用も働いてくれるので食中毒予防にもおすすめ☆
- しょうがを皮ごとしっかり洗って準備
- 食べやすいよう薄くスライスする
- 保存容器に入れ、1cupのお酢とはちみつやオリゴ糖など甘味を大さじ1杯ほど入れる。

重曹を使った炭酸水
重曹とクエン酸で炭酸水を作るのもおすすめ!酸味が苦手な人にも飲みやすく、疲労回復やエネルギー代謝を高めデトックスも促されるので美肌・便秘・血流UPにと期待が持てますよ。毎日の水分補給に常飲したいですね。こちらもやっぱり小分けに飲みましょう。

ダイエットに効果的なおすすめサプリ
代謝を良くしダイエットするなら、クエン酸も良いけど ダイエット用に作られた
むくみ解消なら「するっと小町」
ダイエットを始めると特に気になる
食物だけでは摂取しきれない配合量を、相乗効果が期待できる栄養素の組み合わせで考えられたサプリメントは、手軽さも魅力です。するっと小町は余分な塩分や水分をデトックスするカリウムやエネルギー代謝を良くし、安全な下剤として便を柔らかくし排出しやすくするのに使われるマグネシウム、青汁でお馴染みのアミノ酸の宝庫明日葉などビタミン・ミネラルバランスの良い栄養素をしっかり配合されています。

商品情報 | 内容 |
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特徴 | 管理栄養士が開発したデトックスのためのサプリメント |
有効成分 |
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価格 | お試し価格¥540(税込) 通常価格¥3,900(税込) |
脂肪燃焼なら「ラクトフェリン」
生まれたての赤ちゃんをウイルスや細菌から守り、大切な栄養素を含む初乳に含まれる成分して注目を集めている
ラクトフェリンが内臓脂肪を減らすわけとは?
脂肪のもととなる中性脂肪や悪玉コレステロールを作り出す原因物質LPSを中和する働きがあるから。血液や肝臓内の中性脂肪やコレステロールも減っていきます。メタボ対策にもおすすめです。
商品情報 | 内容 |
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特徴 | 整腸作用と内臓脂肪減少 |
有効成分 |
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価格 | ¥7,475(税抜き) |
脂肪吸収抑制なら「ファンケルカロリミット」
食事量や食事内容が同じでも太る人とそうでない人がいるのは
商品情報 | 内容 |
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特徴 | 糖と脂肪の吸収を抑える機能性表示食品 |
有効成分 |
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価格 | お試し価格¥1,000(税込)通常価格¥1,563(税込) |
クエン酸に関するよくある質問
クエン酸を吸収してからどれくらいの時間、効果が持続しますか?
クエン酸の効果は
クエン酸に脂肪燃焼効果はありますか?
クエン酸は運動することによって体内に増える疲労物質の乳酸をエネルギーとして燃やすため体が疲れにくくなり、摂取しない状態より運動量の増加が見込めるので、運動による脂肪燃焼効果はあるでしょう。そして、クエン酸回路の活性化によって代謝の滞りを解消し、体の中にある栄養素を使ってエネルギーを生み出す力が増えるので、痩せやすい状態になることも考えられます。

クエン酸より効果的なダイエット方法を取り入れよう
クエン酸は色々な食品に含まれているので、わりと自然に摂取できている栄養素と言えます。それに、もしも足りなくなってもある程度体内で作られる栄養素でもあります。激しい運動を行なっている人にとっては必須とも言えますが、ダイエット目的でクエン酸だけを摂取しても効率的とは言えません。それよりも食事から入ってくる糖や脂肪など太る原因となる栄養素の吸収を抑えたり、食べた物をきちんとデトックスするサプリメントを摂取するほうが効率的ではないでしょうか?あくまで健やかな体づくりのためと割り切って取り入れるほうがおすすめですよ☆