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ウコンにダイエット効果があるって本当?

二日酔いに
カレーなどにも含まれるウコンはインドや中国を中心に栽培されており、ポリフェノールが豊富なため古くから健康食品として利用されてきました。一般的な作用としては肝臓の機能サポートですが、ダイエットも促進してくれるようです。
そこで今回は、ウコンが持つ素晴らしい効果について、私ほそみんがまとめました。ウコンのダイエット・健康効果や摂取方法、おすすめのレシピやサプリメントの他、気になる副作用についても詳しく解説していきます。
アルコールが好きな人だけでなくダイエットを手助けしてくれる優秀なアイテムを探しているという人も、最後までチェックしてくださいね。

ウコンのダイエット効果・効能
では早速ウコンが持つダイエット効果を詳しく見ていきます。ウコンの成分を摂取することにより期待できる効果は多岐に渡ります。
ウコンのダイエット効果
- 脂肪の増加を抑える
- コレステロール値の改善
- 便秘を解消する
- 冷え性を改善する
- 代謝をアップさせる
- 血糖値を下げる
脂肪の増加を抑える
ウコンに含まれる成分には、クルクミン、ターメリックの成分であるターメロン、シネオールの3つがあります。これらに共通するのは胆汁の促進作用です。
肝臓で作られた胆汁は脂肪分解や吸収といった働きを担っているため、胆汁をサポートすることによって脂質代謝が促進され、余分な脂質が排泄されるのを助けてくれます。
また、脂肪細胞の分裂も抑制してくれるので、脂肪が増えることも防ぐことができます。食事によって摂取され体内にあまってしまった脂肪は蓄積するしかありませんが、ウコンを摂取することで脂肪細胞の増加が最小限に抑えられるのです。
コレステロール値の改善
ウコンの成分であるクルクミンは胆汁の働きをサポートしますが、胆汁を作る原材料となるのはコレステロールです。つまり、胆汁がどんどんと作られるということは、コレステロールが使われるということになり、体内のコレステロール値の減少につながっています。
コレステロールは中性脂肪に関係しているため、体内に余分に存在していると体脂肪として蓄積される恐れがあります。胆汁としてコレステロール自体が減っていくことは、肥満予防にも役立つのです。
便秘を解消する
ウコンには食物繊維も豊富に含まれています。そのため腸の働きを活発化させ、蠕動運動を促し、便の量を増やして便秘を解消してくれます。
種類の多いウコンの中でも春ウコンに特に食物繊維が多いとされていますが、どのウコンにも食物繊維は豊富です。普段の食生活の中から食物繊維を豊富に摂取できるのが理想的なので、ウコンを利用できると効果的だという訳です。
植物の細胞壁に存在する食物繊維は胃腸で水分を吸収して膨張するため、満腹感を得られ食事量の調整ができ、それによって腸内環境改善にも繋がります。
冷え性を改善する
ポリフェノールを多く含むウコンは抗酸化作用が高いです。そのため血管や筋肉における収縮痙攣を予防し、全身の血液循環が促進されます。
また胆汁の働きが良くなることでも肝臓内の血流が促進されますし、結果として血管内や内蔵に付着しているコレステロールを溶かし流すことにも繋がるのです。
血流が促進されることで全身の末端まで血液が流れ体温上昇、そして冷え性の改善が期待できます。女性には特に嬉しい効果ですよね。
ダイエットのためには体温は高めておかないと脂肪燃焼や代謝アップ効果が得られにくいため、冷えの解消は不可決です。ウコンを使って冷え性を撃退できますよ。
代謝をアップさせる
ウコンの血流促進作用によって、基礎代謝自体がアップするため日常生活内で消費されるエネルギーが高められます。
また、筋肉への栄養や酸素もしっかりと補給されるため、筋肉における代謝もアップするため運動による代謝自体も増えて、効率よくダイエットを勧められるようになります。
血糖値を下げる
ウコンによって肝機能がアップし、デトックス作用が促進すると同時に、ブドウ糖の代謝機能を盛んにする血糖値の抑制も進みます。そのため、糖尿病などで高い血糖値を下げたい人にも適しています。
血糖値自体が高いと体脂肪が増えやすくなってしまいます。血糖値を下げるためにインスリンが大量分泌され、結果的に血糖値が急降下、その反動が大きくなり体内に糖質が吸収されやすくなるのです。
そのため、安定した血糖値をキープすることはダイエットにも役立ちます。ウコンがダイエットに良いとされるのはこの要素も含まれています。
糖尿病まで行かずともそのリスクが高い人は少なくありません。ウコンを補助食品として利用することで、糖尿病を未然に予防することができるようになります。

更に期待できる効果・効能
ウコンのダイエット効果の多さだけに驚くことなかれ!その他にもいろいろな効果があるんです。健康や美容に良いとされるウコンの効果について具体的に見ていきます。
美肌になる
ウコンの成分であるクルクミンは高い抗酸化作用を持っています。そのため、体内の活性酸素を除去しアンチエイジングや老化予防として役立ちます。
肌のしみやしわ、くすみなどを軽減させるため美肌効果が期待できますよ。特に年齢を重ねた肌には欠かせない作用ですよね。
肝機能を向上させる
ウコンは胆汁分泌の促進など肝機能をサポートする役割があります。肝臓はデトックスを担う重要な臓器なので、機能がアップすることでアルコール分解だけでなく体内デトックスや代謝のアップにも役立ちます。
肝臓は日常的に500以上の作業を担うため、負担が大きくなると体調にも影響を及ぼします。日常的に肝臓のケアができるウコンは便利なアイテムです。
免疫を高める
クルクミンは免疫力をアップさせる効果もあるといわれています。動物実験ではクルクミンが持つ抗ガン作用についても有効であったと報告されるほど、免疫に対するサポート力が高いことが指摘されています。
まだ研究や実験結果は数が少ないものの、その有効性については今後も証明されていることが予測されます。
脳を活性化させる
ウコンが持つ脳への作用についても注目されています。ウコンを含むカレーなどがよく食されているインドではアルツハイマー患者が少ないことから、認知症予防にも役立っているという説も浮上しています。
医学的根拠はまだ発表されていないので今後の報告に期待したいですね。

ダイエットに効果的なウコンの種類
ウコンと一言で言っても種類があることをご存知ですか?その数はなんと50種類以上にもなるそうです。中でも特にダイエット効果が高いとされているウコンについて詳しくみていきましょう。
クルクミンが豊富な秋ウコン
メジャーなウコンのイメージは秋ウコンから来ているとされるほど、ウコンの代表格です。二日酔い対策に使用され、クルクミンの含有量は春ウコンの10倍以上にもなるようです。
ということは単純に考えると、脂肪分解促進やコレステロールの抑制、血行促進といったダイエット作用も比較すると10倍になると期待できることになりますね。
7〜8月に花をつける秋ウコンは食用の着色料にもなり、カレーやたくあんなどの鮮やかな黄色をつけるのに使用されています。一般的にはカレー1人前には、秋ウコンが約2〜3g配合されていると言われています。
アルギニンが豊富な黒ウコン
黒ウコンはタイ原産のウコンで、クラチャイダムとも呼ばれています。アントシアニンと呼ばれるフラボノイドが豊富に含まれています。そのため、アンチエイジングや高血圧予防といった効果が期待できます。
クラチャイダムは最近では男性の性機能アップに役立つとされ、サプリメントなどで利用されている成分でもあります。疲労回復や滋養強壮といった作用も強いので、スタミナをアップさせ代謝を上げるのにも役立ちます。
また体内の性ホルモンのバランスやコンディションを調整してくれます。トータルでダイエットのサポートに役立つウコンです。
その他のウコンの種類
ちなみに他のウコンには次のような種類があります。あまり見かけない珍しいものもあるんですよ。
春ウコン
カルシウムや鉄分、マグネシウム、カリウムといったミネラルや食物繊維が豊富です。100種類以上の精油成分を含有していることでも知られています。血圧低下、消化器系の疲労改善といった効果が期待できます。
紫ウコン
クルクミンはほとんど含まれていないウコンです。その代わりの成分として精油成分が豊富で、血液サラサラ効果があるとされています。夏に花をさかせるため、夏ウコンとも呼ばれることがあります。
寒さに弱いため栽培が難しく、希少価値の高いウコンとなっています。
クスリウコン
ウコンの中でもずば抜けてクルクミン含有量が多いウコンです。疲労回復、アルコール分解、食欲増進といった作用が期待できます。ミネラルや精油成分もしっかりと配合されています。
白ウコン
クルクミンはほとんど含まれず、精油成分のゼルンボンが8割を占めています。抗炎症作用、鎮静作用、免疫力アップ、抗がん作用など幅広い効果を持つとされ、古くから民間薬として用いられてきました。
ウコン配合のおすすめダイエットサプリ
ウコンの効果を手軽に得られるのはサプリメントです。いつでも飲めて効率よく成分を摂取できますよ。中でもおすすめなのが「大人のカロリミット」です。
大人のカロリミット
ファンケルから発売されているカロリミットは、人気の高いダイエットサプリメントです。食事の糖質や脂質の吸収を抑え、体脂肪を増やさないように作用します。同シリーズの大人のカロリミットにはウコンが使用されており、そのダイエット効果が期待できます。
商品情報
メーカー | ファンケル |
内容量 | 120粒(約30日分) |
飲み方 | 1日4粒目安 |
価格 | 1袋2,550円、約90日分 (徳用3袋セット)7,150円 (サイトにより異なる) |
購入方法 | 直営店舗、公式サイト、Amazonなど |
含有成分
ギムネマ酸:9.4mg、桑の葉由来イミノシュガー(ファゴミンとして):0.2mg、エピガロカテキンガレート:14mg、キトサン:100mg、インゲン豆由来ファセオラミン:0.29mgペンタメトキシフラボン:2.25mg※ギムネマ酸9.4mgはギムネマシルベスタエキス40mg、桑の葉由来イミノシュガー0.2mgは桑の葉エキス200mg、エピガロカテキンガレート14mgは鳩龍緑茶エキス200mg、ファセオラミン0.29mgはインゲン豆エキス4.8mg、ペンタメトキシフラボン2.25mgはブラックジンジャーエキス150mgに含まれます。
ダイエット中であっても外食はしたくなりますよね。飲み会や会食などは避けられないという人もいるでしょう。そんな日々でも安心してダイエットをスムーズに続けられるように大人のカロリミットを取り入れている人が多いようです。
おすすめの理由
大人のカロリミットだけに含まれているのがブラックジンジャー、つまり黒ウコンです。黒ウコンには高い疲労回復作用や滋養強壮作用があるため、ダイエット中の消費エネルギー促進に役立ちます。
またウコンが持つ抗酸化作用によって体内のコレステロールや中性脂肪を抑えることも可能です。体脂肪の蓄積を予防して、無駄な脂肪を燃焼させていくダイエット効果が期待できるのです。
もちろん通常のカロリミット自体に含まれるギムネマ酸や桑の葉、キトサン、インゲン豆といった成分によって、食事から摂取した糖質や脂質を吸収せずに排泄するよう働きますから、これでさらにダイエット効果が倍増になりますね。
食前・飲酒前の摂取が効果的な飲み方
大人のカロリミットの作用は、食事の糖質や脂質の吸収を阻害すること。そのため、食事の前に摂取するのがおすすめです。
また、ウコンのアルコールへの作用も考慮すると、やはり飲む前が良いですね。
目安摂取量を気になる食事の前に摂取しましょう。大人のカロリミットなら携帯にも便利ですよ。

知っておくべきウコンの副作用
ダイエットに美容健康に、と嬉しい効果ばかりのウコンですが、実は副作用が出ることも懸念されています。食材のウコンから摂取する場合は問題はほとんどないようですが、サプリメントなどで一度に大量に摂取できる場合にはその量に注意が必要です。
過剰摂取によって考えられる副作用には次のようなものがあります。
注意したいウコンの副作用
- 肝臓病の悪化
- 流産の危険性を高める
- 抗凝固薬の作用促進
- 胆汁管障害、胆石の悪化
- 血圧降下剤の作用強化
- アレルギー反応
肝臓病を悪化させる
ウコンは肝臓の働きを促進しますが、それは肝臓の血流を良くするためです。すでに肝臓病など肝臓疾患を持つ人がウコンを摂取すると、クルクミンの作用によって、症状が悪化する恐れがあるといわれています。
また、ウコンを摂取して自己免疫性の肝炎を併発したという報告もあり、肝臓に何かしら症状を持っている人はウコンの摂取は避けた方が無難だと言えます。
流産の危険性を高める
妊娠中のウコンの摂取も疑問視されています。それはウコンの含有成分によって子宮の収縮が起こり、胎児の成長異常をはじめ最悪は流産してしまう可能性があるからです。
特に妊娠中、授乳中は普段の体とは異なっていますので、ウコンのように強い作用を持つ成分がどんな副作用をもたらすか心配です。妊娠している間はウコンの摂取を控えるようにしましょう。
抗凝固薬の作用を強める
ウコンが持つポリフェノールによって高い抗酸化作用が期待できます。抗酸化作用は血液どろどろを改善し、血液の粘度を下げサラサラにする効果も持っています。
そのため、すでに抗凝固薬を使用している場合はその効果が更に強まり、必要以上に血液の粘性が低くなる可能性があるのです。擦り傷などで出血を止めたい時にも固まりにくく、血が止まらなくなってしまうことが心配されます。
抗凝固剤を服用している人はウコンの摂取に気をつけた方が良いでしょう。
胆汁管障害や胆石を悪化させる
胆汁管障害や胆石といった胆汁の生成に関わる臓器の疾患を持っている人はウコンの使用を避けてください。肝臓の機能を促進し胆汁の分泌を進めるウコンによって症状が悪化する恐れがあるからです。
症状が出ている間は胆汁に関係する臓器や器官には刺激を与えず、充分に休ませることを優先しましょう。
血圧降下剤の作用を強める
糖尿病の治療として血圧降下剤を使用している際には、ウコン摂取によってその作用が強まる可能性があります。ウコン自体に血圧を下げる作用があるため、薬とダブルで作用してしまい、血圧が必要以上に下がってしまうリスクがあるからです。
アレルギー反応がでる可能性
食品であるウコンに対してアレルギーを持っている人はサプリメントにも注意が必要です。クルクミンなどウコンに含まれる成分によって、アレルギー反応が出る恐れがあります。
ウコンや含有成分の使われているサプリメントなどで鼻水やくしゃみ、目のかゆみ、腹痛といった症状が見られた場合は、アレルギー反応の可能性がありますので、使用を中止して様子をみましょう。

ウコンの食べ方を知ろう!一押しレシピ
ウコンは意外と身近な食品でもあります。生ウコンなどを使った美味しい料理をご紹介します。毎日の食事で気軽にウコンが摂取できますよ。カレーの他にドリンクやシロップなどいろいろな使い方ができますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
生ウコンと生姜入りソーダ
材料 (4~6杯分)
- 水 150ml
- 白砂糖 50g
- シナモンスティック 3cmほど
- 生姜 40g
- 生ウコン 10gほど
- 炭酸水(無糖)適量
- レモンの薄切り 適宜
作り方
- 生姜とウコンの皮をむきすりおろしておく。
- 水とシナモン、砂糖を小鍋に入れて加熱する。
- 沸騰し砂糖が溶けたら、1を加えて蓋をし、弱火で10分ほど煮る。
- 粗熱が取れるまで放置してから、茶こしで濾して清潔な瓶に移す。
- グラスに氷を入れ、炭酸水200ml当たりシロップ大さじ2ほどになるように入れる。
- 炭酸水を注いでレモンを加えたら完成。

ウコンのハチミツ漬け
材料
- 生ウコン 適量
- はちみつ ウコンの倍以上
作り方
- 生ウコンをしっかり洗い、水分を拭き取って皮付きのまま薄くスライスする。繊維を断ち切るようにすると良い。
- 瓶(煮沸消毒済み)に1を入れる。
- 上からはちみつを注ぎ、ウコンが完全に浸るくらいまで入れる。
- しっかり蓋をして、飴色になるまで常温で1年以上置いておく。
- ちょうどよい色と味になったら完成。

ターメリック風味のささみ
材 料(2〜3人分)
- 鶏ささみ 1パック
- 塩 適量
- 酒 大さじ1
- ターメリック(ウコン)大さじ2
- マヨネーズ 大さじ2
- ミニトマト 4個
作り方
- ささみ肉に、塩と酒を入れて味をしみ込ませる。
- ターメリックを入れて全体がなじむまでよく混ぜる。
- マヨネーズを入れて混ぜる。
- そのまま油を入れずにフライパンで焼いて完成。

生ウコンとココナッツのクッキー
材料 (30枚前後)
- 無塩バター 40g
- 白砂糖 30g
- 塩 1つまみ
- 練乳 20g
- 生ウコン 小指の先ほど
- 薄力粉 100g
- カルダモンパウダー(お好みで)1つまみ
- バニラパウダー(お好みで)1つまみ
- ココナッツファイン 適宜
作り方
- ウコンをピーラーで皮をむき、すりおろしておく。
- 室温に戻したバターと砂糖、塩をボウルにいれてスプーンで混ぜる。
- 2に練乳、ウコンを加え均一になったら薄力粉とカルダモン、バニラを加えすり混ぜる。
- 生地がまとまったら手に取り、直径2cmほどに転がして丸める。
- ココナッツを敷いた皿の上で、親指で潰して5ミリほどの厚さにする。両面にココナッツをつけておく。
- 天板に並べ170度に余熱しておいたオーブンで13~15分焼けたら網の上で冷まして完成。

豚肉と野菜のターメリックグリル
材料(天板1枚分)
- 豚肩肉スライス 16枚
- とうもろこし(塩茹でしておく)1/2本
- 黄色のズッキーニ、黄にんじん 各小1本
- 黄パプリカ 1個
- かぼちゃ(1cm厚の扇形)1/10個
- じゃがいも(北あかりまたは小サイズのもの)8〜9個
- ターメリックパウダー 小さじ1と1/2
- 塩、こしょう、オリーブオイル 適宜
作り方
- 豚肩肉に塩、こしょう、オリーブオイル、ターメリックパウダーをまぶし15分ほど置いておく。
- とうもろこしは2cm厚に、ズッキーニは1cm厚の輪切りに、にんじんは皮を向かずに3ミリ厚の輪切りにする。
- パプリカは2cm角の正方形に、じゃがいもは皮付きのまま半分にカットする。
- 野菜をすべてボウルに入れ、塩をふってオリーブオイル(大さじ2)をいれ全体をなじませる。
- 天板の中央にじゃがいもと、1の豚肉を交互に重ねて並べたら、まわりに他の野菜を敷き詰める。
- 180℃に予熱したオーブンにいれ20~30分ほど、じゃがいも、にんじんなどがやわらかくなったら完成。

ウコンに関するよくある質問
ここでウコンを取り入れる前に、よくある疑問を解消しておきましょう。ウコンを気軽に使うのに栽培はできるのか、はたまたウコンには効果がないという巷の噂についてまで、気になる質問に答えます!
ウコンは家庭で栽培できますか?
ウコンは自家栽培にも向いている植物です。寒さに弱いので冬季の管理が大切ですが、大きさもさほど大きくなく育てやすいようです。
プランターに植える場合は赤玉土と腐葉土のミックスされた土に植えます。根茎はかなり伸びるので深さのあるプランターがおすすめです。
芽が出てからは充分に太陽に当てるようにし、水もたっぷりとあげるようにします。夏場は気温が高く感想しやすいので水やりを欠かさずに行ってください。ただ、水がたまるまであげないようにしましょう。根腐れを起こす可能性があります。
肥料を2回ほど与え、順調に育つと秋に収穫できます。冬になると寒さで弱くなるので掘り上げて貯蔵する前に収穫しましょう。自宅の庭やプランターでぜひトライしてみてください。
ウコンに効果がないって本当ですか?
ここまでウコンの効果について述べて言うのも何ですが、一部では「ウコンには効果がない」という説が流れているのも事実です。
というのもウコンに含まれるクルクミンが作用が少ないという研究結果を発表しているチームがあるようです。ミネソタ大学の研究ではクルクミンを含む物質は体内に吸収できず、科学的反応性も高いため不安定でその効果が疑われる、という結論を出しています。
この発表が医学分野に斑紋を投げ、医学誌などでも取り上げられました。現在もその研究結果が起こした混乱は静まっておらず、クルクミンが持つ効能については研究の最中のようです。
また、研究に使われたのが春ウコンの方で、クルクミンなどウコンの有効成分の多い秋ウコンではなかったのではという指摘も出ています。成分が10倍も差があるため、秋ウコンを使用していたら結果が異なっていたかもしれません。
しかし、古くから民間療法としてウコンが用いられてきた国があることは歴史上事実です。科学的に立証されるまでは、完全な治療薬としてのウコンの効果を過信せずに利用する、というのが安全でしょう。
ターメリックとウコンの違いって?
ターメリックはウコンの英語名のこと。そしてこの場合のウコンは秋ウコンを指しています。春ウコンなど他のウコンにはそれぞれ和名が異なります。海外で言うウコンという場合はターメリックと呼べばOKです。
最近は海外でもウコンの働きが注目されており、ターメリックライスやターメリックラテも話題になっていますね。また、美容としてトリートメントやマッサージにも取り入れられているようです。
アーユルヴェーダでの利用法はターメリックを用いたパック、ベビーマッサージなど。オイルやハーブとミックスするなど、幅広い利用方法で使われています。

意外すぎるウコンの効果♪ダイエットに役立てよう
ウコンの凄い効果効能についてまとめてお伝えしてきました。高いダイエット効果をはじめ、美容に健康に良いとされるウコンの作用に驚いたかもしれません。
ウコンの嬉しい効果おさらい
- 胆汁の分泌を促進して脂肪減少、コレステロール抑制
- 便秘解消でデトックス促進
- 血液循環がよくなり代謝アップ、冷え解消
- 血糖値を抑制し体脂肪を増やさない
- ポリフェノールの抗酸化作用でアンチエイジング
- 美肌効果
- 脳の活性化、アルツハイマー予防
ウコンは食材として直接料理に使うこともできます。自宅で栽培するのもおすすめです。ドリンクやお菓子、おかずなどいろいろな形で使用することができるので、アイディア次第で楽しみ方が広がりますよ。
ただし、過剰摂取した場合には副作用が出る恐れもあります。効果を期待して一度に大量に摂ることはおすすめできません。肝臓への悪影響が懸念されていますので、注意してください。サプリメントなどだと大量に摂取できてしまうので用量を守って使うようにしましょうね。
上手にウコンを取り入れてダイエットに役立てていきましょう!