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ビオチンの副作用を知っておこう

ビオチンはもともと体内にある栄養素で、代謝アップをしてくれるからダイエットにもオススメ。さらに善玉菌を増やしてくれるから腸内環境を整えてくれるので便秘解消をしてくれるのも嬉しいですよね。私ほそみんもそんなビオチンで美容ケアをしたいなって思っているけれど、副作用があるのかちょっと心配なのよね。
そこで副作用が起こった時はどんな症状が起こるのか、好転反応も含めて知っておきましょう。さらにビオチンが持つ効果やさらに作用を高める摂取方法なども押さえましょうね♪

ビオチンに副作用はあるの?
ビオチンにはそもそもどのような副作用があるのか、これからビオチンを摂取して美容や健康を維持したいと思っている方要チェックです!副作用というとちょっと怖いイメージがあるけれど、副作用は必ずしも起こるものじゃありません。
また過剰摂取をしたとしてもビオチンは体内に溜まることがなく、また食事から摂取する程度ならまず副作用は起こらないので安心してください。また起こったとしても軽症程度なので不安になることはないですよ。早速ビオチンを摂取して起こりうる副作用を見てみましょうね。
基本的に副作用はなし
ビオチンは人間が必要とする成分の中でも比較的副作用が少ないと言われています。それは過剰を摂取しても水溶性なため、すぐに汗や尿と一緒に体外へ排出されてしまうからでしょう。たとえ病気の治療において大量のビオチンを使用したとしても、命に関わるような、またその後の生活に支障をきたすような疾患は起こったケースがないものが事実です。
そのため、5,000μg入りのサプリカプセルを毎日摂取してもこれといった副作用が起こらないようです。もちろん体調によっても副作用の確率が異なりますが、基本的には副作用で悩まされることはないといって良いですね♪
腸内環境が悪化する恐れはある
便通を促して腸内環境を良くしてくれるビオチンですが、それはあくまでも腸内環境がもともとある程度、正常に機能していることが条件です。それは腸内環境が悪いとビオチンがしっかり吸収できないからです。さらに悪玉菌がうようよと腸内に溜まってしまっていると、せっかくビオチンを摂取しても悪玉菌に効果を奪われてしまい結局効き目が実感できないでしょう。
そしてビオチンを摂取した悪玉菌は威勢を振るって増殖し腸内環境を悪化させてしまうことがあります。そんな腸の状態を知らずにビオチンで腸内環境を整えようとしては悪循環になってしまうでしょう。その為長期間ビオチンを摂取していても便秘や下痢が続くときはビオチンの摂取を中断してみて腸の状態をチェックすることをオススメします。
腸内環境悪化による症状
ビオチンを摂取してもどうも腸がしっかり作用しない時には、悪玉菌がビオチンを餌にして増殖してしまっている可能性があります、そこでビオチンを摂取しすぎて起こりうる腸内の不快症状をみてみましょう。ビオチンをしっかり作用させる為にも今から腸内環境を整えて善玉菌を増やすようにしましょうね♪
便秘になる
便秘になっているときは、悪玉菌と善玉菌が衝突し合っている状態です。その為便通がうまくいかずに腸内にとどまってしまうのです。そのうちどんどん老廃物が溜まってしまっては、腸壁を刺激して腹痛も起こってしまって体調もダウン。こんな状態が続いてはやがて真っ黒な宿便となり悪臭を放ってしまうので早い処置をしましょうね。
下痢になる
腸内で悪玉菌と善玉菌のバランスが崩れて腸内に炎症が起こっては、腸の粘膜から血液や血清などの液が出る腸内の水分が多くなります。そんな訳で通常の便が必要以上に柔らかくなってしまい下痢になってしまうのですね。
ニキビなど肌荒れが起きる
腸内環境が悪いとせっかく肌に良いビオチンをはじめとする栄養素を摂取しても肌に栄養が届きません。いくらスキンケアをしても、肌に良い食べ物を食べても一向によくならないときは、腸の健康を疑ってみてくださいね。そういえば、便秘や下痢が続いている…など自覚症状があるときは、まずは腸内環境を整えてくれる乳酸菌や食物繊維を正しい量で摂取するようにしましょうね♪
好転反応の可能性もアリ
ビオチンは健やかな肌や髪を維持したり、代謝を高める、疲労回復、アトピー肌などなど美容と健康に多くのサポートをしてくれますが、おお!効いているなと思った瞬間、他に思わぬ不快症状が現れてしまうことがあります。
これを好転反応を呼ぶのですが、体に不足していたビオチンがいきなりたくさん補給されて体がバランスを崩してしまうことが原因となっているようです。一見副作用が起こったのかな?と思いがちですが、ビオチンで起こる主な副作用は下痢や便秘ですので、以下の症状が起こったときは好転反応として捉えて良いです。
かゆみが出る
大量に摂取されたビオチンを悪玉菌がパクパクと食べてしまうことで、悪玉菌パワーを何倍にも発揮してしまいます。そして悪玉菌が持っている有害物質が多く発生することでかゆみを起こしてしまうでしょう。でも最大でも1ヶ月ほどで改善できるものなので、それほど気にならない程度なら量を減らしたりして様子を見ましょうね。
のぼせ症状が出る
好転反応としてのぼせが出てしまうことがあります。これも悪玉菌がわんさかと盛んに活動を起こしていることが影響しているでしょう。また赤みも発生することがあるので皮膚ケアとは反対の効果が出てはちょっとびっくりしてしまいますね。
でもこれは副作用ではありませんので、時間が経つとともに緩和していくのが通常です。もちろん症状がなかなか治らないときや、悪化してしまうときは摂取をやめてドクターに相談しましょう。
ビオチンの摂取に注意が必要な人
ビオチンは美容に健康を維持するのにオススメの成分ですが、健康状態や他の薬などを服用している場合は控えた方が良い場合もあります。ビオチンは水溶性なので過剰摂取にはならず基本的には安心して摂取できるものですが、以下の項目に該当する方はビオチンを摂取する前にしっかり医師の指示を受けるようにしましょうね♪
妊娠中の人
妊婦は通常よりも2μg多めにビオチンが必要としています。でも実際これだけのビオチンをサプリで摂取するとお腹の赤ちゃんに影響を与えるので、できるだけ食事で摂るようにしましょうね。母体にとってはビオチンは水溶性のビタミンなのですぐに体外に排出されるので、基本的には大量に摂取しても体内には蓄積されませんが、胎児に送り込まれてしまうと排出されないため留まって奇形になる確率が高まってしまいます。
さらに胎児の器官が作られる妊娠初期にビオチンをたっぷりと摂取すると、胎盤や卵巣が萎縮してしまっては胎児にリスクを与えます。このような症状になると身体障害になって生まれる可能性が高くなるので妊娠中のビオチンの過剰摂取は控えるようにしましょうね。
さらに授乳中でも母乳を通じてビオチンが届けられてしまう為、過剰摂取を控えるようにしましょうね。でもビオチンはアミノ酸の代謝や、コラーゲンを作ってくれる大切な補酵素として食事から摂取して母子ともに健やかな体調を整えましょうね♪
服用中の薬がある人
病院で薬をもらって服用していたり、自主的に市販薬やビタミン剤を飲んでいる方はビオチンとの摂取は注意した方が良いです。ビオチンと薬が混ざってしまうことで体調を壊してしまうと言うわけではありませんが、薬に含まれる成分によってはビオチンやビタミンの効果を抑制してしまうからです。
とりわけカルパミド基とウレイド基の構造をしている成分が配合されている薬はビオチンの吸収を妨げてしまいますので気をつけるようにしましょうね。もちろんこれらの成分を使用している薬であるかどうか判断するのは素人には難しいので、医師に一度相談してみることをオススメしますが、一般的に精神安定剤や鎮痛剤、マルチビタミン剤に使用されているようです。
自己判断でビオチンと薬の相殺してしまっては意味がないので、大切な方を優先して健康的にビオチンを摂取するようにしてください!

ビオチンに期待できる効果
人間の体内でもビオチンは作られますが、どんな役割をして私たちの健康や美容を維持してくれるのでしょうか!ここでその効果を確認してみましょうね。ビオチンの名前は効いたことがあるけれど、その効能をここで詳しくチェック!
掌蹠膿疱症の治療
手の平、また足の裏側に膿疱ができる皮膚疾患です。この無菌の膿疱の治療には主に強いステロイドやが使用されていますが、実際にはこれだけでは十分でないのが事実。ビオチンを大量に投与することで掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の改善が期待できますが、何と言っても掌蹠膿疱症をはじめとする皮膚疾患では、腸内環境を整えたりして解毒することが根本的な治療となります。
通常ビオチンでの治療では5mg以上の投与を6ヶ月以上続けます。さらにビオチンの効果を高めるにはというミネラルが有効。マンガンはパイナップルに多く含まれているのでおやつや食後に飲んでおくと良いですね。またマンガンはカルシウムを大量に摂取していると効果が薄くなってしまうので飲み合わせにも気をつけましょう!
アトピーの改善
アレルギー湿疹や虫刺されなどでかゆみを起こすのはヒスタミンが原因となっています。このヒスタミンを作っているヒスチジンをビオチンは追い払ってくれる役割をしてくれるのです。実際この作用によってアトピー患者にはビオチン治療を行なっていることも。強いかゆみで日常生活にも支障をきたすアトピーを改善にビオチンは大切な治療薬となるでしょう♪
白髪の対策
ビオチンはアミノ酸の代謝をしてくれるので髪を丈夫にして抜け毛を防いだり、白髪が増えるのを抑えてくれます。白髪は加齢と共にどんどん目立ってしまいますが、特にアジア人の髪は黒と白のコントラストになるのでできるだけビオチンで抑えたいものです。白髪の増加を少しでもストップできれば白髪染めの手間も省けますし、髪への負担も少なくなりハリとツヤのあるしなやかな髪が維持できるでしょう!
肌・髪・爪を健やかに保つ
ビオチンは補酵素としてタンパク質の合成を促しながら、髪や皮膚、爪を健やかに保ってくれます。タンパク質であるケラチンを作ってくれるので育毛を促進しながらボリュームアップ!薄毛で悩んでいる方にはビオチンはまさに欠かせない成分となりますね♪
さらに爪割れを改善したり、表面をスムーズにしてくれるので指先のお手入れまで無理なくできます。肌のバリア機能も高めてくれるので乾燥や肌荒れを防止することができるでしょう!
疲労の回復
ビオチンは糖新生と呼ばれるサイクルをして疲労や筋肉痛を回復します。この糖新生はブドウ糖がエネルギーに変わる時に、乳酸→ビルビン酸→オキザロ酢酸→ブドウ糖といった一貫作用を意味しています。
このように疲れを感じさせる乳酸の分解をしながらエネルギーを作るため、ハツラツとしたパワーを得ることができますよ。なんとなくだるい、筋肉をすぐに回復させて自由に体を動かしたいと思う時にはビオチンパワーで頑張りましょうね♪
血糖値を正常に保つ
糖尿病患者に欠かせないビオチンは代謝を助けてくれるビタミンB7であり、ビタミンB群がサポートする様々な代謝作用の中でもブドウ糖の代謝を助ける役割をしてくれます。そのため血糖値を下げることができ、糖尿病の予防や改善をしたり、脂肪の蓄積をカットしてくれるダイエット効果も発揮してくれるのですね♪
神経系の正常化
ビオチンをはじめとするビタミンB群はメンタル面でも優れた効果をもたらしてくれます。楽しい、晴れやかな気分にさせてくれるセロトニンの分泌を活性化して、メラトニンの分泌もそれだけに正常に整えてくれるのです。リラックス気分で毎日を過ごすことができれば、ぐっすり眠れることになりストレスや鬱も解消できるでしょう。何事にも意欲的になって幸せ感を持ちやすくしてくれます♪
ビオチンの効果的な飲み方
ビオチンを摂取するならよりよく吸収して効果アップさせるために飲み合わせなども考えましょうね。一日の摂取量もしっかり守って思わぬ副作用を起こさないことも大切。さらにビオチンの効果を抑えてしまう生活習慣も見直して効率よくビオチンを摂取してください!
1日の摂取量は50μg
一日のビオチンの摂取量は男女50μgです。普段の食事からでも手軽にビオチンは摂取できますが、中にはビオチンが含まれていても体内に吸収されないものもあり、ビオチンを意識して摂取していても実際には1日の摂取量に足りていないことがよくあるもの。またビオチンの効果をブロックしてしまう生卵の卵白に含まれるアビジンなどには食べないようにしましょうね。
またビオチンは体内から排出されてしまう水溶性ビタミンB群なので、できるだけ効果的に吸収させるためにも一日の摂取量を何回かに分けて摂取すると体内で止まる時間が長くなり効果が持続するでしょう。サプリを摂取する場合は、体内で時間をかけて溶けていくタイムリリース型のビオチンがオススメです♪
ミヤリサンと一緒に摂取する
酪酸菌を含むミヤリサンは善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれる作用をしてくれます。ビオチンがしっかり吸収できるには、腸内環境がしっかり整っていることが条件ですので、善玉菌と悪玉菌のバランスを整えてくれるミヤリサンは大切な要素となるでしょう。悪玉菌が減少することでビオチンを食べられることがなくなるのでしっかり体内に吸収されます。
またミヤリサンの代わりとして、乳酸菌を含むヨーグルトや乳酸菌飲料、またオリゴ糖を含むきな粉、インゲンなどを食べて整腸を促すのも良いですね。
ビタミンCと一緒に摂取する
ビタミンCはビオチンの吸収率を高めてくれるので、ぜひ一緒に摂取することをオススメします。ビタミンCはまたメラニン色素の増加を抑制してシミやくすみを防ぎ肌に透明感を与えたり、コラーゲンの生成をサポートしてくれますよ♪
ハリやたるみを防止してくれるビタミンCはすでに美容維持として毎日摂取している方も多いでしょう。さらに抗酸化作用をしてくれるので免疫力も高まり体調を整えてくれる役割もしてくれます。そんなビタミンCとビオチンを同時に摂取できればハツラツとした毎日を送ることができますね♪
飲酒や喫煙は控える
たっぷりビオチンを摂取してもアルコールを飲みすぎたり、ヘビースモーカーであるとビオチンを減少させてしまいます。たまに少量のお酒を飲んだり、軽くタバコを吸うくらいならそれほど影響はありませんが、ビオチンで美容や健康を改善したいと努力している方には大量の飲酒や喫煙は無意味な行動となりますので注意しましょうね。
副作用の心配は基本的にはナシ。安心して大丈夫
ビオチンは水溶性のビタミンB群であるB7ですので、一日の摂取量を守っていれば特にこれといった副作用が起こることはまずないでしょう。もちろん必要以上に過剰摂取してしまうと下痢などの副作用が起こることがありますが、体内に蓄積されることがないので安心です。
でも、妊婦や薬の飲み合わせなどでは自己判断をせず、医師にしっかり指示を受けることが大切でしょう。またビオチンの効果を上げるためにも、他の成分と摂取したり生活習慣を見直してたっぷり吸収させましょうね♪