頑張っているのに体重が減らずにもどかしい思いをしている女性は多いです。
その結果、努力が結果に結びつかずにダイエットをやめてしまう人もいます。
また、ダイエット方法が悪いのではないかとより過激なダイエット方法にのめり込んでしまい、危険な状態になる女性もいます。
そこで、今回はなぜ体重が減らなくなるのか、そのメカニズムや対処法について解説していきます。
安全にダイエットを行うためにも、しっかりと確かめていきましょう。
どうして痩せなくなるの?停滞期のメカニズム

ダイエット中に訪れる停滞期。順調なダイエットに大きなブレーキを掛けてしまいますよね。
では、どうして停滞期は起こるのでしょうか?
1.ホメオスタシス機能が働く
私たちの体には、体内環境を一定に保つためのホメオスタシスと呼ばれる働きがあります。
暑いときに汗をかいたり、寒いときには体温を下げないようにしたりして、どのような環境でも命の危険が訪れないようにしています。
体重が減少していることや、今までと摂取している食事のカロリーが異なることなど、ダイエット中のさまざまな変化を身体は感じ取ります。
こうした変化から、危険な状況が起きていると身体は感じ取り、体重を一定に保とうとして痩せなくなってしまうのです。
2.体重の5%が減少すると停滞期になる
ホメオスタシスが働き始めるのは、1ヶ月で体重が5%以上減った場合です。
このホメオスタシス機能が働いているときを停滞期と呼び、体が省エネモードに入ってしまいます。
また、省エネモードの状態に身体が慣れるてくると、前と同じように再び体重が減っていきます。
ただし、停滞期にダイエットをやめてもホメオスタシス機能は働き続けます。
つまり、体重が減らないからと前と同じ食事量に戻ると、身体がより多くのエネルギーを蓄えてしまい、リバウンドしてしまうのです。
3.停滞期は1ヶ月前後続く
停滞期は1ヶ月前後は続くといわれており、努力が実らない期間が長く続くため、ダイエットを諦めてしまうことがあります。
したがって、停滞期を乗り越えられるかどうかが、ダイエット成功への分かれ道となっています。
また、停滞期は一度経験したらもう二度と来ない、ということはありません。
再び体重が落ち始めると次の停滞期に突入しますので、理想の体重になるまで何度も停滞期を乗り越えなければいけません。
4.停滞期は「維持する」を目標にしよう
停滞期は身体が今の環境に慣れるまで続きます。
そのため、極端な食事制限をしたり無理な筋トレをしたりしても、すぐに停滞期がなくなるわけではありません。
したがって、停滞期は今の体重を維持することを目標にして、停滞期を乗り切った後のダイエットに備えることが必要です。
では、停滞期以外にも体重が減らなくなる理由はあるのでしょうか?
体重が減らなくなるその他の理由

体重が減らなくなるのには、他にも様々理由があるようです。
長時間の有酸素運動
脂肪燃焼に効果的な有酸素運動は、基本のダイエット方法の1つです。
しかし、有酸素運動を長時間やり続けると、脂肪が減りにくくなってしまうのです。
これは、有酸素運動によって傷ついた筋肉をより成長させるために脂肪燃焼効果の高いタンパク質が使用されてしまうからです。
特に、有酸素運動による悪影響は停滞期に起こりやすいといわれています。
過度な食事制限
食事制限もダイエットの基本となる方法で、摂取するカロリーが減るほど体重は落ちやすくなります。
しかし、早く効果を得ようとして過度な食事制限を行うと、身体は栄養不足に陥ります。
すると、筋肉を分解してエネルギーを作り出してしまうのです。
また、糖質制限は身体を動かすエネルギーが不足しやすくなるため、カロリーは適切でも筋肉が分解されやすいといわれています。
筋肉はどんなときでもカロリーを消費させる基礎代謝を担う重要な役割を持っています。
つまり、筋肉が減ることで消費されるカロリーも減り、消費カロリーと摂取カロリーの差がなくなるため、体重が減らなくなってしまうのです。
生理
生理中はホルモンの分泌を中心に、さまざまな身体の変化をもたらします。
特に、生理によって血液が大きく消費されるため、生理前は水分を溜め込みやすくなります。
その結果、身体がむくみやすく水分の量だけ体重が増えてしまうのです。
また、生理中は倦怠感を感じやすく、鉄分不足による貧血なども起こりやすいです。
そのため、生理期間中は無理なダイエットを控え、ゆったりと過ごすようにしましょう。
筋肉量の増加
運動やトレーニングを行うと、脂肪が燃焼され徐々に筋肉が成長していきます。
ただ、同じ体積の場合、脂肪よりも筋肉のほうが重量が重くなっています。
つまり、筋肉量が増加することで、消費した脂肪の分体重が増えるため、結果的に変わらない場合があるのです。
ただし、筋肉が増えることで見た目は大きく変わりますので、体重よりも痩せて見えます。
また、筋肉量が増えたことで基礎代謝も増加しますので、今後体重が落ちやすくなるでしょう。
ストレス
ダイエット中は我慢が続くため、どうしてもストレスが生まれてしまいます。
特に、社会人だとダイエット以外にも仕事や家事などのストレスを感じやすいです。
実は、ストレスが溜まると、筋肉を分解してしまうホルモンが分泌されてしまうのです。
また、ストレスによって血行不良や食欲不振などの体調不良が起こります。
すると、同じダイエットをしていても代謝が落ちたり、栄養不足になったりします。
そのため、ストレスを大きく感じることが停滞期を呼ぶ大きな原因となる場合があるのです。
こうした停滞期を乗り切るためには、効果的な方法があります。
どんなことが効果的なのかを一緒に確かめていきましょう。
体重が減らない時を乗り切る6つの方法

どうやっても体重が減らない…そんな時に効果的な方法が6つあります。
カロリーを再計算する
体重が減らない大きな要因は、消費カロリーが摂取カロリーと同程度、あるいは消費カロリーが下回っている場合です。
そこで、カロリーを再計算して、今のダイエットに適したカロリーを改めて確認しておきましょう。
停滞期が終わると消費するエネルギーも抑えられることがあります。
すると、停滞期を抜けても消費カロリーが上回らないこともありますので、改めてカロリー計算をすることが有効なのです。
また、カロリーに合わせて食事内容を見直して、バランスの良い食事に改善することもおすすめです。
停滞期後のダイエットを成功させるためにも、改めて食事内容を見つめ直し、効果的なスタートを切りましょう。
筋トレの時間や回数を増やす
停滞期中の有酸素運動は、脂肪燃焼に効果的とは言えません。
特に、体重が減らないと時間を伸ばしやすくなるため、より脂肪燃焼効果が落ちてしまう可能性があります。
そこで、停滞期中は筋トレを中心に動いてみましょう。
筋肉が成長することで体重は減らなくてもサイズダウンを狙えます。
特に、筋トレで使用する筋肉は脂肪燃焼効果が高いタンパク質を増やすため、停滞期後のダイエットを成功させるには必要です。
タンパク質を多めに摂取する
停滞期は身体がエネルギーを溜め込むため、筋肉などを活動させるエネルギーが不足し、基礎代謝が落ちてしまいます。
そこで、タンパク質を多めに摂取して筋肉量が落ちないようにすることが効果的です。
停滞期に筋肉が落ちてしまうと、その後のダイエットでも痩せづらい身体になってしまいます。
したがって、ささみや胸肉のような低カロリー高たんぱくな食材を積極的に摂取して、筋肉の成長や活動を妨げないようにしましょう。
チートデイを作る
ダイエット中の大きなストレスの原因は、好きな食べ物を食べられないことです。
そこで、ストレスを解消させるために、週に1日だけ制限を無視して食事を楽しむ日、チートデイを作りましょう。
また、好きな食事によって高いカロリーを摂取することで、ホメオスタシス機能を騙して停滞期の早期解消や、停滞期に入らせない目的もあります。
つまり、チートデイを設けることで体重が減る期間を長期化し、効率的に体重を減らせるのです。
過剰なダイエットを行わない
停滞期になるとどうしても体重を減らそうと食事制限や運動を頑張ってしまいます。
しかし、ダイエットの内容が過剰になるほど、体はエネルギーを貯めこもうとして、リバウンドしてしまうこともあるのです。
そのため、停滞期中は今までどおりのダイエットを行い、続けることが大切です。
また、過剰にならないように新しい運動などを行い、飽きないように停滞期を乗り切ることもおすすめです。
むくみを改善する
身体が水分を溜め込んでしまうむくみは、体重が増えるだけでなく太って見えてしまう要因にもなります。
むくみは代謝が落ちている時だけでなく、水分不足や身体の冷えなどで起こりやすくなります。
そこで、ダイエット方法などを見直して、むくみができないような環境を作りましょう。
リンパマッサージなど行ってなるべく早く解消させることもおすすめです。
さて、産後はダイエットをしても思ったよりも体重が落ちず、女性を悩ませています。
そこで、産後のダイエットを成功させるコツをご紹介します。
産後のダイエットには生活習慣の改善が重要!
産後のダイエットでは、以下のような生活習慣の見直しをしてみてください。
運動する習慣を作る
産後のダイエットで見落としがちなポイントが、運動をする習慣がなくなっていることです。
妊娠中や出産の前後は身体を休めることが多いため、運動をする習慣や意識が激減しています。
そのため、少しずつ運動をする習慣を作ることが、産後ダイエットを成功させる最初の一歩となります。
子供と一緒に散歩する、コンビニなどへ歩いていくなど、短い時間でも良いのでなるべく身体を動かしましょう。
カロリーオーバーに気をつける
妊娠中はお腹の中の子供を成長させるために、多くのエネルギーが必要となります。
すると、食欲が増進され妊娠中は食事量が多くなり、その食事量が増えたことに気づかない女性も多いです。
しかし、出産後は消費カロリーが元に戻るので、妊娠中と同じように食事を摂ると太りやすくなるのです。
カロリーオーバーにならないためには、産後は今までと同じような感覚で食事をしないようにしましょう。
と言っても、赤ちゃんにとって大事なおっぱいのためには無理なダイエットは禁物です。
栄養バランスの整った適切な量の食事を心掛けましょう。
生活リズムを正しくする
赤ちゃんが生まれた後の生活は、昼夜問わずお世話が必要となるため、生活リズムが崩れやすくなります。
夜中に食事をしたり、昼間に寝てしまったりするなど、仕方ないことなのですが、こうした不規則な生活はダイエットの障害となります。
そのため、なるべく生活リズムを整えることが産後ダイエットを成功させるポイントになります。
中でも、食事を取る時間だけはなるべく一律にして、空腹を感じてもそれ以外の時間は食べないようにしましょう。
急な過激なダイエットは禁物!
産後ダイエットを短期間で成功させるために、過激な食事制限などを行う人がいます。
しかし、帝王切開などで身体が傷ついていたり、疲労が蓄積したりと、身体が大きな負担を感じています。
このような状態で過激なダイエットを行うと、貧血や栄養不足などに陥りやすく非常に危険です。
特に、母乳で育てている場合は母乳が出なくなるなどの悪影響を生じることもあります。
したがって、産後のダイエットでは無理をせず出来ることから始めていき、焦らないことが重要です。
停滞期を前向きに乗り越えて健康的に痩せよう!
停滞期はダイエットを行う中で必ず訪れるつらい時期です。
しかし、ダイエットで重要なのは体重を落とすことではなく、素敵なプロポーションを作ることです。
そのため、体重だけにとらわれずに、健康的に痩せることが重要です。
停滞期を楽しく前向きに乗り越えるように計画を作りましょう!
また、痩身エステはむくみを解消し、新たなむくみを起こりにくくしてくれるため、停滞期の強い味方となります。
停滞期の対策をひとつでも多く知っておきましょう。
痩身エステについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
痩身エステランキングBEST10!意外な“優良サロンの見極め方”と比較一覧表を大公開