意外に知られていませんが、酵素サプリには賞味期限が設定されています。
実は、サプリメントは薬ではなく食品として扱われているため、野菜などと同じように賞味期限が決めれているのです。
しかし、サプリメントが腐ったり、食中毒の原因となったりしたことを耳にすることはありません。
ですから、賞味期限が切れたものを飲んでしまうと、どれくらいの危険性があるのか分からないかもしれません。
そこで今回は、酵素サプリをメインにサプリメントと賞味期限の関係を詳しく説明していきます。
酵素サプリは賞味期限が切れても飲めるの?

賞味期限が切れたサプリメントは捨ててしまうのは少しもったいないですよね。賞味期限切れでも飲んで良いのでしょうか?
飲まないほうが良い!
結論から述べると、賞味期限が切れた酵素サプリは基本的に飲まないほうが良いでしょう。
賞味期限が切れても大丈夫だと思われる人は多いですが、サプリメントは健康になるために飲むものです。
健康になるためのサプリメントで病気などになってしまえば元も子もないですよね。
無駄なリスクを避けるためにも、賞味期限が切れたサプリメントは飲まないようにしましょう。
賞味期限と消費期限
賞味期限が切れても大丈夫だと判断する人は、消費期限を元に考えている場合があります。
賞味期限と消費期限はもともと別の定義によって期限が決められており、賞味期限は美味しく食べられる期間を表しています。
一方、消費期限は安全に食べられる期間を意味しており、安全性の期限を表しているのです。
ただし、長期保存が出来る食品には原則賞味期限が表示されており、この場合は賞味期限であっても安全性の期限を表しています。
そのため、長期間保存ができるサプリメントは、賞味期限が切れるとその安全性も揺らいでしまうため、飲まないほうが良いといえるのです。
未開封と開封後で劣化スピードが異なる
賞味期限・消費期限の定義には未開封の状態であるという条件があることに注意しなければいけません。
つまり、開封した場合は、表示してある期間内でも品質が低下する可能性があるのです。
また、賞味期限とは別に、使用目安期間が記載されている場合があります。
この場合は、使用目安期間=開封後の保証期間と考えても問題ありません。
したがって、開封したら賞味期限ではなく、この使用目安期間を元に摂取可能かどうかを判断します。
保管環境も重要
賞味期限・消費期限の定義には、もう一つ適切な環境や方法で保管されていることという条件もあります。
そのため、未開封の場合でも保管環境によっては品質が劣化している可能性があるのです。
サプリメントの適切な保管方法として、以下の3つを必ず守りましょう。
- 高温多湿を避ける
- 直射日光を避ける
- しっかりと封を閉じる
未開封の場合でも品質の低下を招くため、開封済みの場合はより保管環境に注意して保存しなければいけません。
では、賞味期限の切れたサプリメントを飲むと、体にどのような影響が出るのでしょうか?
実際に飲んでしまった人の口コミから確かめていきましょう。
賞味期限の切れたサプリを飲むとどうなるの?口コミ調査

ここでは、実際に賞味期限の切れたサプリを飲んでしまった人の口コミをご紹介します。
1.何も影響が出なかった人の口コミ
賞味期限切れのサプリ飲んでも大丈夫だよたぶん。今まで5年経ってるのとか飲んでたし。ちゃんと効果出たし。こんなん序の口。
— にゃー茶ㅤㅤ (@kikurage_tya) January 20, 2018
賞味期限切れのサプリメントを飲んだ後に、吐き気や胸焼けなどの症状が出た人もいました。
サプリメントの影響だとは断言できませんが、その可能性は十分にあります。
さて、賞味期限が切れた場合、酵素自体が劣化してしまうのでしょうか?
賞味期限切れで酵素が劣化する?
酵素サプリの賞味期限が切れると、その品質はどうなってしまうのでしょうか?
酵素自体の賞味期限は不明瞭
酵素の主な働きは栄養素を分解することであるため、食品などの品質低下は酵素の働きによって引き起こされる場合があります。
それでは、酵素が他の酵素によって品質低下を招くかというと、実は詳しくわかっていません。
サプリメントの中の酵素は、体内に入ってから働き始めるように製造されています。
そのため、賞味期限切れによる酵素の劣化を確かめることが難しいため、酵素だけの賞味期限を知ることができないのです。
劣化するのは主に栄養成分
サプリメントの中で時間とともに劣化するのは、主に栄養成分です。
開封されることで袋内に空気や水分が入り込み、サプリメントが酸化し始めます。
すると、栄養成分が変化してしまい、成分の働きが悪くなってしまうのです。
こうした変化をサプリメントの品質劣化と呼んでいます。
また、賞味期限後はカプセルなどの保護機能が低下する場合もあり、こうした影響からも中に閉じ込められた成分が劣化しやすくなります。
天然成分は食品と同じように考えよう
サプリメントの中には天然由来成分を使用しているものがあります。
実は、こうした天然成分は劣化しやすく、特に天然の状態に近いほど劣化が起こる可能性が高くなります。
天然成分は元となる原料の状態により、成分もばらつきがあります。
僅かな変化でも劣化が起こりやすく、賞味期限後には成分が大きく変化してしまう可能性が高いのです。
そのため、天然成分を使用している酵素サプリの場合は、食品と同じように消費期限を守りましょう。
成分が変化し悪影響を与える可能性がある
成分の変化によって、もともとの働きが劣化する場合以外だけでなく、身体に害を与える物質へと変化する可能性があります。
サプリメントの消費期限は成分の安全性を表しており、メーカーもそれ以後の成分の変化について全てを確認していません。
したがって、他の食品のように腹痛や吐き気などの症状を引き起こす可能性がゼロとはいえないのです。
また、想定外の長期間の保存により雑菌が繁殖し、それが原因となり体調不良を引き起こす可能性もあります。
サプリメントは体に直に栄養素を取り込むので、品質の劣化したものを摂取するなど絶対にいけません。
美容と健康のためのサプリメントですから、安全に摂取してください。
では、賞味期限が切れたサプリメントに対して、メーカーの補償や対応はどのようになっているのでしょうか?
賞味期限切れとメーカーの対応
さて、賞味期限切れのサプリに対して、メーカーはどのように保障や対応をしてくれるのでしょうか。気になる点をチェックしていきましょう。
開封後も品質は保証してくれる?
酵素サプリはデリケートなサプリメントのため、さまざまな保障やサポートを行っているメーカーは比較的多いです。
しかし、メーカー側が品質を保証してくれるのは基本的に未開封の状態で賞味期限内までとなっています。
賞味期限が切れたらすぐに品質が大きく劣化するわけではありませんが、開封後の賞味期限が切れたサプリメントは対象外となっています。
ただし、使用目安期間が書いてある場合、開封後でもその期間内は品質を保証してくれる場合があります。
ですが、この場合でも賞味期限内、あるいは使用目安期間内の商品が対象となっていますので、それ以外の期間のものは保証対象外となっています。
賞味期限切れのサプリを飲んでトラブルが発生したら?
基本的にどのメーカーも、開封前・開封後に関わらず、賞味期限切れのサプリメントを飲むことを禁止しています。
そのため、賞味期限が切れたサプリメントを飲みトラブルが起きた場合は、どのような保証も受けられません。
もし、病院への受診や入院などが必要となった場合でも、その費用などは全て自己責任となりますので要注意です。
自己責任でも賞味期限の切れたサプリは飲まない!
天然由来のサプリメントを除いては、賞味期限が切れてもすぐに飲めなくなることはありません。
また、体調が悪くなる可能性も低いでしょう。
しかし、賞味期限切れのサプリメントを飲むことにリスクがあることも事実です。
メーカー側の保証も全く受けられないため、賞味期限の切れたサプリメントは飲まずに、もったいなくても廃棄しましょう。
酵素サプリは賞味期限内に飲み切ろう!
サプリメントは腐るイメージが無いため、賞味期限が切れても大丈夫だと思いがちです。
もちろん、実際賞味期限が切れたからといってすぐに飲めなくなることはありません。
しかし、成分の変質によるリスクはゼロではなく、メーカーの保証もありません。
また、そもそも酵素サプリは基本的に毎日飲むことで効果が現れます。
そのため、メーカー側が決めた目安量をしっかりと守って飲んでいれば、賞味期限が切れる心配はなく安全に使用できます。
メーカーが推奨している方法を守り、酵素サプリを毎日コツコツと飲み続けて、理想の体型を手に入れましょう!
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