脂肪を落とすには?カロリーと運動の関係

ダイエットをする前に、ちょっと知っておきたい脂肪のお話。脂肪には種類があるって知ってました?簡単に言うと落ちにくい脂肪と落ちやすい脂肪の2種類。スラリ編集長、「ほそみん」こと、わたくし「細見すらり」と脂肪について熱くお勉強しましょう!
お腹が出ている人必見!脂肪の種類とは?
脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪の2種類の脂肪があります。内臓脂肪は比較的落ちやすい脂肪といわれ、皮下脂肪はなかなか落ちにくい脂肪。ちなみに、女性は皮下脂肪が多いといわれています。痩せにくいってことですね・・・(涙)
内臓脂肪と皮下脂肪の大きな違いはコチラ。
内臓脂肪・・・内臓周りにつく脂肪のこと
- おもに脂っこい食事などのカロリーオーバーからつきやすい
- つきやすく、落としやすい脂肪
- 病院のCTなどで見える脂肪
- 見た目にあまりわからない
皮下脂肪・・・皮膚の下につく脂肪
- 運動などで消費しない限り減らない
- セルライトになりやすい
- 長年溜まったエネルギーのため落ちにくい
- 消費されなかったエネルギーが貯蓄された結果できた脂肪
内臓脂肪は内臓周りにつくため、お腹がぽっこりしている人は内臓脂肪かもしれません。これはわりと落ちやすいのでご安心を。
しか~し!女性は落ちにくい皮下脂肪がついており、なんでかって女性ホルモンの一つであるプロゲステロンが皮下脂肪を蓄える作用があるからなんです。そのため、「私のぽっこりお腹は内臓脂肪だからすぐ落ちるも~ン」なんて思っていても絶対に皮下脂肪もついているんですよ・・・涙。
運動だけでは痩せられない?脂肪が燃えるメカニズム
痩せるためにはなにが大切か?それは
摂取カロリー<消費カロリー
きっとアナタも知っているはず。しかし、脂肪は食事からのエネルギーが足りなくなって初めて燃焼するもの。しかし筋肉量の少ない女性はすでに基礎代謝が少なく、消費カロリーが少ないのが現状なんです。ってことは、すでに蓄積された脂肪にはやっぱり運動が必須なわけ。
なんだ、やっぱり運動じゃん!と思うかもしれませんが、こちらを見てみて。50kgの人が1kg脂肪を落とすのに必要な運動量です。

1時間450kcal消費する水泳は・・・7500kcal÷450kcal/時=16時間
1時間160kcal消費するウォーキングは・・・7500kcal÷160kcal/時=45時間
ランニングは体重×距離が消費カロリーのため・・・7500kcal÷50kg=150km
こんなに運動しなければ1kg痩せられない計算になってしまうんです。ちなみに、水泳、ウォーキング、ジョギング、すべて脂肪燃焼に欠かせない有酸素運動です。こんなの無理に決まってんじゃんっ!って思いますよね?ほそみんも思います。
そのため、運動だけではやっぱり脂肪を落とすのは無理なんです。ほかの方法も一緒に組み合わせて脂肪を落とすのがベストなわけですね♪
【脂肪を落とす優先度1位】生活習慣の見直し
脂肪を落とすために一番最優先してすべきこと、それは生活習慣の改善です。生活習慣が乱れるとどんな努力をしたって無駄になるケースもあるんですよ。
食生活の基本は3回の食事
脂肪、いわゆる贅肉とは「贅沢」な「お肉」のこと。はっきり言って質素な食生活をしていればつきません。そのため野菜を多く摂取して、ハイカロリーなものは抑えるべき。また絶対に守ってほしいことが二つほど。
◎食事は必ず3回とる
食事の回数を減らすと体が「いつエネルギーが補充できるかわからない!」と危機管理を抱いてしまい、エネルギーを摂取しようとためこんでしまい、太る原因に。
◎21時以降は食べない
寝るだけで、カロリーを消費しにくいから夜は少なめに食べる、というだけでなく、22時~2時までのあいだは脂肪を溜めやすい酵素がもっとも活発化する時間。そのためこの時間に満腹にしないほうがいいのです。また寝る前に食べると脳が覚醒してしまい、睡眠の質が落ちて眠りが浅くなります。
◎よく噛んでゆっくり食べる
早食いは食べ過ぎの原因です。食事をしてから脳が「満腹だ」と感じるまでの間に15~20分ほどかかります。食事は量に対して満腹になるわけではないのです。そのため早食いだと、満腹になるまでの間に胃に食べ物を詰め込みすぎてしまうのです。またよく噛むことで食後のエネルギー消費が上がるデータがあるんです。よく噛むことで消化吸収がいいためにカロリーを消費するんだとか。消化吸収するにもカロリー使ってるんですね~、なんだか不思議♪
運動を習慣づける
運動だけでは脂肪は落とせないけれど運動をしないと脂肪は落ちない、というお話は先ほどしたところ。そのため運動は必須です。とはいえ、時間がない、そもそも運動が嫌い、なんて言っているそこのアナタ、うんざりしないでっ。
無理して運動をするとストレスになってストレス解消のはけ口が「食」なんてことになりかねません。そのため無理しない程度に。
- 遠くのスーパーに行く
- 駅一つだけあるく
- エスカレーターでなく階段を使う
このへんからはじめてみては?皮下脂肪とは長い年月かけて蓄積された脂肪。そのため落とすのも時間がかかります。まずはちょっとした運動を習慣付けることから始めてくださいねっ。
睡眠時間は6~8時間
睡眠不足はお肌に悪い、なんていわれますが脂肪にもよくないんです。アメリカの研究結果によると睡眠不足の人は肥満傾向が強いことがわかっています。
それは睡眠とホルモンが大きく関係しているからなんです。人は
- 満腹を得るホルモン→レプチン
- 食欲を増やすホルモン→グレリン
この二つのホルモンでお腹が空いた、お腹がいっぱいを感じるようになっています。
睡眠不足だとグレリンが増えて食欲が増してしまうんです。そのため睡眠不足は太りやすい体になってしまうんです。

さらに、睡眠中は成長ホルモンが分泌される大切な時間。
成長ホルモンとは人が生きるうえでなくてはならないホルモンで、代謝を促すホルモンのこと。代謝があがれば脂肪も燃焼しやすくなります。睡眠不足だと成長ホルモンが分泌しにくくなるため代謝が低下、太る原因になるんです。
寝る直前の食事がいけないといわれるもの、すぐ寝てしまうためにカロリーを消費しにくいだけではなく、寝る前に食べることで消化することに体内の機能が集中してしまい、成長ホルモンが分泌しにくくなるともいわれています。成長ホルモンを分泌させるためにきちんと寝ることも大切なんですね。
お風呂は代謝アップと老廃物除去に効果的
毎日入るお風呂、これもダイエットには欠かせない生活習慣の一つです。お風呂で温まることで血流がアップ、代謝も上がり痩せやすい体に。しかも汗をかくことで老廃物が排出されます。
しかし、お風呂が苦手、のぼせちゃう、なんていうアナタ、無理はしないで負担のかからない入浴法にしてみては?
それが半身浴。ポイントは
- ぬるめのお湯
- 長時間浸かる
- 水位は心臓より下
この3つで心臓に負担のかからないお風呂になるはず。長時間浸かることでぬるめのお湯でもじっくり汗がかけてデトックス効果が高まります。
タバコ・酒・ストレスはダイエットの敵である
食事、睡眠、運動面で痩せやすい体を作るお話をしてきましたが、忘れてならないダイエットの敵とも言えるタバコ、お酒、ストレス。タバコなんてカロリーないし、ダイエットには関係ないと思いがちですが、そうでもないんです。
【タバコ】
タバコを吸うことで中性脂肪が増えるといわれています。中性脂肪とはエネルギー源ではありますが、余ると肝臓などに蓄えられてしまうもの。もっというと内臓脂肪は中性脂肪が肥大化したものです。つまり、タバコを吸うことで内臓脂肪が増えやすい、ということなんです。
【お酒】
お酒自体は太るものではなく、つまみが太るんだ、なんて話をよく聞きますが、お酒も脂肪を作りやすくする原因に。お米や麦など、穀物からできたお酒は糖質が多く、血糖値が上がるとインスリンというホルモンが分泌。このインスリンが脂肪を溜め込みやすい性質を持っています。そのため脂肪が増えやすくなってしまうのです。
【ストレス】
人間の体はストレスを感じると、それに耐えられるようにコレチゾールというホルモンを分泌します。ストレスから身を守ってくれる大切なホルモンです。しかしコレチゾールが分泌されると代謝に欠かせない成長ホルモンの分泌を妨げ、食欲を抑えるホルモンであるセロトニンの分泌も妨げます。そのため食べすぎ、代謝が低下、太りやすい体に。さらにインスリンも分泌しやすくなります。低インスリンダイエットなんて聞いたことがあるかもしれませんが、インスリンとは食事をして、血糖値が上がるとその血糖値を下げるために分泌されるホルモン。インスリンは脂肪を溜め込む作用があるため、ダイエットの敵なわけ。インスリンを分泌させないようにするダイエットが低糖質ダイエットなんですね。
どうですか?生活習慣の見直し。睡眠、規則正しい食事、適度な運動、血流アップのための入浴は脂肪を落とすだけでなく、健康にも大切なこと。ぜひ習慣として意識してみて!
【脂肪を落とす優先度2位】食事の改善
ダイエットに欠かせない食事。単に食べないだけのダイエットは肌がボロボロ、不健康なダイエットです。上手なダイエット中の食事のしかたを覚えましょうね。
ダイエット中の食事のルール
まずは食べるものより食べ方のルールを覚えてくださいね。
【ルール1】食中・食後の甘いものはNG
これは食後のデザートやジュースはNGという意味。食事をすると必ず血糖値が上がります。すると体内でインスリンというホルモンが分泌されます。血中の糖度をさげるためです。このインスリンが脂肪を溜め込む働きがあるため、極力血糖値を上げない食事をしたほうがいい、という理由から。バランスのいい食事にも少なからず糖分が含まれています。そのため余分な糖分はいらない、というわけですね。
食事中はジュースよりもお茶や水、食後のデザートは控えましょう。
【ルール2】揚げる・炒めるよりも茹でる・蒸すがおすすめ
脂肪の「脂」は「あぶら」と読みます。当然油分も大敵。そのため揚げる・炒めるといった調理はなるべく避けましょう。高カロリーになるだけでなく、味の濃い料理が多いため、食欲が刺激されたり、水分の過剰摂取を招き、むくみの原因に。
油をあまり使わない、蒸す・オーブンで焼く・煮るなどがおすすめ。特に蒸し料理は素材の味がのこりやすく、薄味で食べられます。また蒸し料理はレンジでできるため楽チンですよ♪
【ルール3】食事量は朝>昼>晩
朝は一日のスタート。食べる量は朝が一番多く、夜は少なめに、5:3:2の割合がベスト。朝は日中にかけてエネルギー消費が多いですが夜は寝るだけになってしまうのでカロリーを消費しにくいからです。また朝食べないとお腹が空いて、お昼や夜にハイカロリーなものをガツンと食べたくなってしまいます。
特にお昼に外食はかなりハイカロリー。しかも量も男性と同じ量を食べていることになります。明らかにダイエット中の食事としては食べすぎ。昼を抑えるためにも朝はしっかり食べましょうね。
また朝は体温を上げて、しかもエネルギーの元になるたんぱく質を摂取して。夜はカロリー低めの野菜、さらに成長ホルモンを促進するたんぱく質もおすすめです。
【ルール4】主食は米!
炭水化物はダイエットの敵、だからお米もダメでしょ?と思っているそこのアナタ、ちょっと情報が古いかも。確かにいまままでお米はダイエットの敵といわれてきました。しかし、最近の研究結果ではそうでもないのです。なぜかって
- パンや麺より油が少ない
- パンや麺よりよく噛むため満腹感が大きい
- 遺伝子的に日本人は米に向いている
この3つがお米がいいといわれる理由。パンや麺より油が少ないのはお解かりのはず。パンはバターやジャムも必要ですしね。パンや麺より咀嚼が必要なお米は食べるのに時間がかかるため、食べ終わるまでに満腹中枢が刺激され、満足度が高いのだとか。さらに長くお米を主食としてきた日本人は遺伝子的にお米のほうがインスリンを分泌しにくく、脂肪がたまりにくい研究結果があるんですって。米好きにはまさに朗報ですね。
ダイエット中におすすめ食材
ここで脂肪を落とすのにおすすめの食材を覚えておくと便利。
イワシ
イワシ・・・?体にはよさそうだけど・・・とイマイチダイエット効果が認識でないアナタ、イワシってすごいんですよ。
イワシに多く含まれるビタミンEは脂肪燃焼に効果的、積極的にとりたい栄養分なんです。さらにダイエットにいいといわれる多価飽和脂肪酸を含んでおり、これは水に固まらず、血行を促進、代謝をアップさせて脂肪を燃焼させる脂なんです。活性酸素から体を守るコエンザイムQ10も含んでおり、美容にもいいんですよ。
ラム肉
一時期、ジンギスカンがダイエットにいいといわれていたのを覚えていますか?ジンギスカンとはラム肉、羊の肉です。ラムは鶏、牛、豚よりも低カロリー。さらに脂肪酸をエネルギーに変えるLカルニチンを含んでおり、脂肪をエネルギー源にしやすいんです。運動しながらとラム肉を食べれば効率よく脂肪が燃えるかもしれませんね。
こんにゃく
ご存知低カロリー食品こんにゃく。グルコマンナンという食物繊維を多く含んでおり、満腹感をえられます。さらに食物繊維なので便秘にも効果的。ですが食物繊維以外の栄養素が低いため、食べすぎには要注意ですよ。
唐辛子
唐辛子に含まれる辛味成分、カプサイシンがアドレナリンの分泌を活発にします。アドレナリンが分泌されると体温が上昇、代謝があがって脂肪が燃えやすくなります。
セロリ
苦手な人が多いといわれるセロリ。低カロリーで疲労回復や免疫をアップさせるビタミンC、B1、B2を多く含んでいます。過剰摂取しがちな塩分に含まれるナトリウムを排出するためむくみ防止に効果的です。サラダに少し加えてみては?
低カロリーでおなかいっぱいレシピ
ダイエット中なのだから食べすぎはもちろん禁止。しかしある程度満足度の高いものを食べたいですよね。そこでメインメニューになるラム肉、いわしレシピをお教えしちゃいます。
焼くだけ簡単「ラムチョップ」
【材料】 1人分
- 骨付きラム肉 2~4本
- 塩・こしょう 少々
- サラダオイル 少々
- 赤ワイン 大さじ2
- バルサミコソース
- バルサミコ酢 大さじ2
- 出汁醤油 大さじ2
- ハチミツ 大さじ半分
<作り方>
- ラム肉に塩こしょうをふり、冷蔵庫から1時間ほど出して常温に。
- 熱したフライパンにサラダオイルを少々いれ、ラム肉に軽く色をつける。
- 焼き色が軽くついたら赤ワインで弱火で煮るように火を入れる。
- 火を入れている間に別のフライパンでバルサミコソースの材料を弱火で煮詰め、酢を飛ばす。
- お肉をお皿にだして、ソースをかけたら出来上がり。
余ったソースは冷ましてワインビネガー、もしくは通常の酢を混ぜればドレッシングとして使えますよ。
冷凍保存でイワシのハンバーグ
【材料】 一人分
- イワシ 3匹
- たまねぎ 1/3個
- 絹ごし豆腐 1/3丁
- 小麦粉 少々
- おろししょうが 少々(チューブでもOK)
- 塩こしょう 少々
<作り方>
- たまねぎをみじん切りする。
- イワシを3枚におろし、細かく切る。ある程度細かくなったら、たまねぎを混ぜて叩く。
- 2.に豆腐、塩こしょうを混ぜる。小麦粉も混ぜる。
- 形を整えてフライパンで焼く。

味が薄いようなら食べるときにポン酢などをつけてもOK。またお豆腐なしで鍋などに入れるイワシのお団子もできますよ。また何よりもうれしいのが冷凍できること。形を整えた状態で冷凍庫に入れれば1ヶ月ほど保存できます。ラップに包んで密閉容器に入れてくださいね。豆腐の食感が少し変わるため、より食べ応えのあるハンバーグになります♪
【脂肪を落とす優先度3位】運動・トレーニング
痩せるために絶対必要な運動。運動には有酸素運動と無酸素運動の2種類があります。この2種類を組み合わせることで効率よく脂肪をとしましょう♪
運動を始める前に
より多くの脂肪を落とすために知っておきたいこと3つがあります。
運動はある程度の空腹時が効果的
運動をする理想的な時間は夕方といわれています。それはランチがそれなりに消化されて、空腹状態だから。運動は基本的に糖から燃やしていきます。燃やす糖がないと脂肪が燃焼するのです。そのため脂肪を落とすには空腹時がおすすめ。とはいえ、夕方は仕事があって無理なら、朝などの空腹時間を狙って運動してみてくださいね。でもあんまり空腹は体が動かないので「そこそこの空腹」が大事ですよ。
水分補給してから運動を
水分が足りないと脱水症状を起こして危険です。さらに水分を取ってから運動したほうが痩せやすいって知ってました?運動を始めると血行がよくなり、そこに水分が加わることで老廃物が排出しやすくなるのです。汗をなかなかかかない体質の人は運動前に水分補給に気をつけてみて。
運動前には「動ストレッチ」、運動後には「静ストレッチ」
運動前に体の筋を伸ばすようにストレッチをしていませんか?それ間違いです。体が温まっていないのに筋を伸ばすのは傷める原因に。そのため運動前のストレッチは動くストレッチを。ジョギング前にウォーキングを5分入れて体を温めるなどです。運動の後のストレッチは筋肉痛緩和や筋肉をほぐすために筋を伸ばす通常のストレッチをしてくださいね。
脂肪を燃やすランニングなどの「有酸素運動」
ランニングやウォーキング、水泳などの継続できる運動を有酸素運動と言います。酸素を取り入れながら行うことで脂肪を燃やす運動です。有酸素運動のポイントはコチラ。
ポイント1.息が上がらない程度にする
息が上がってしまうと上手く酸素が取り入れられず、無酸素運動になってしまいます。きつくない運動を続けることが大事ですよ。
ポイント2.20分以上行う
脂肪が燃え始めるまでに20分かかります。そのため20分以上続けないと意味がありません。
ポイント3.できる限り毎日やる
運動に慣れていないのなら無理する必要はありませんが、毎日有酸素運動はしたほうがいいでしょう。
ポイント4.正しいフォームでおこなう
ジョギングやウォーキングは必ずかかとから脚の裏全面を使って歩きましょう。足を痛めて歩けなくなってしまっては運動ができません。また腕は大きく振ったほうが脂肪燃焼の効率もいいですよ。
筋トレで代謝アップ「無酸素運動」
「筋トレなんてできな~い」なんて思うかもしれませんが意外と自宅で簡単にできちゃうのが筋トレのすごいところ。筋トレをすることで筋肉量がアップ、基礎代謝を上げて脂肪を落とします。1日の消費カロリーの7割が基礎代謝と言われています。そのため、筋トレは脂肪を落とすには必須なわけ。でも筋肉モリモリになっちゃったらどうしよう・・・なんて思っているアナタ、自宅でできるトレーニング程度で筋肉もりもりにはなりませんからご安心を。
太ももに引き締めに「スクワット」がおすすめ
女性なら引き締まった太ももに誰しもあこがれるはず。そこでスクワットがおすすめ。太ももの筋力をアップさせ、引き締めます。しかも、太ももは筋肉が大きいため、鍛えるほど消費カロリーがアップ!ダイエットにぴったりですよ。また腿の付け根のリンパ節が刺激されて老廃物排出にもおすすめ、むくみ解消で細い足になれる運動です。
【スクワットのやり方】
- 両足は肩幅程度に開く。
- 手は軽く腰にあてる。
- そのまままっすぐ膝を90℃になるまで曲げる。
- そのとき、膝がつま先より出ないように、お尻を突き出すイメージで。
- 元に戻る。
- 30回やって30秒休憩、3回ほど繰り返す。
手は腰でなく動いてもOK。しゃがんだときに手が肩方向に上がるように上下しましょう。足幅を開くほどヒップに効果がありますよ。
お腹がへこむ「腹式呼吸」
腹式呼吸って筋トレなの?なんていわれそうですが俳優の美木良介さんのロングブレスダイエットがまさにそれ。通常の呼吸は胸式呼吸といって胸に空気を吸い込んでいます。お腹で行うことで腹筋がきたえられて、引き締まったお腹になるわけ。
【腹式呼吸のやり方】
- まっすぐ立って、鼻から息を吸い、お腹を膨らませます。
- 口からゆっくり息を吐き出して、お腹をへこませます。
- そのまま30秒息を止めます。
- これを朝晩5回ほどおこないます。
インナーマッスルが鍛えられるのでしなやかなウェストラインができるはず。しかも辛くないから運動嫌いでも続けられるはずですよ。
細い腕になりたいなら「二の腕の引き締め」
二の腕はなかなか細くならない個所でもあります。また動かさない場所でもあるので、筋トレで効果のでやすい部位でもあるんです。
<二の腕の引き締め運動のやり方>
- 椅子にまっすぐ座る。
- 両手を後ろにして、左右の手で雑誌を挟む。
- その状態で手を上下に上げ下げする。
- 30回やったら30秒インターバル、3セット行う。
腕を後ろに持っていくときに前傾姿勢にならないことが重要。姿勢は必ずまっすぐ行うこと。雑誌が辛いようならタオルなどから始めてみて。肩甲骨も動くので肩凝り防止にも役立ちます。
美脚になれる「ふくらはぎの引き締め」
綺麗な足には引き締まったふくらはぎは必須。そこでふくらはぎに効果的な筋トレです。
<ふくらはぎの引き締め運動のやり方>
- まっすぐ両足をあわせて立つ。
- かかとを上げる。
- 地面につけないようにぎりぎりの位置まで戻す。
- 60回を3セットほど繰り返す。足が熱くなってきたら効果の上がっている証拠。熱くならないならもう少し回数を増やしてOK。
慣れてきたら片足立ちでやってもOKです。同時に体幹も鍛えられるはずですよ。
ストレッチも筋トレに加えて効果アップ
運動後のストレッチは筋肉の疲労回復にとっても効果的。しかも血流がアップして代謝があがります。そこでストレッチ変わりに取り入れたいのがヨガなんです。
ヨガはお腹の引き締めと代謝アップ
ヨガは有酸素運度運動です。しかし呼吸を意識して行うため、お腹に関しては筋トレ効果が。呼吸法は筋トレのところの腹式呼吸を意識してみて。呼吸を意識して行うことで全身に酸素が行き渡り、代謝がアップ、ダイエット効果が上がります。基本のポーズを3つ覚えてみて。筋肉が伸びている感覚が気持ちよくって病みつきになりますよ。
<脚の引き締め三角のポーズ>
- 両足を大きく開いて立ち、左足先端を左方向へ、右足先端は正面へ向ける。両腕は肩の高さで左右に広げる。
- 息を吐きながら、体を左へ傾け、左に倒す。右脇腹が伸びる体勢に。
- 左手で左足の足首を持ち、無理なら持てるところを持ち、右手を天井に向けて伸ばす。
- この姿勢のまま5秒ほど静止。
- 足を反対にして同じ動きを行う。
あまり横に倒すと腰痛の原因になる場合も。無理はせずにほどほどに傾けるようにしてくださいね。
<お尻と背中の引き締めに弓のポーズ>
- うつ伏せになり、両膝を曲げる。右は右、左は左の足首を外側からつかむ。
- 息を吸いながら、上体を反らせ持ち上げる。
- そのまま5秒静止。
膝を開き過ぎないようにするのがコツ。腰が痛くなるまでやらないこと。
<二の腕、ヒップアップ代謝アップのポーズ>
- 片足を前に出し、もう片方の足を大きく引く。
- 後ろ足の膝は床すれすれになるまで引く。
- 両手を肩の位置で広げ目線はまっすぐ。
- そのまま5秒静止
慣れてきたら両手を上にまっすぐ上げてバランスをとってみて。足が開く感覚を大切にしてくださいね。

それから腹式呼吸→ヨガの順番でやってみてくださいね。
【脂肪を落とす優先度4位】サプリメント
痩せるといわれるサプリメントを補助的に摂取して、効率よく脂肪を落とすのもおすすめの方法。基本的にはむくみを改善、代謝アップや脂肪燃焼の手助けをするアイテムといえますね。
冷えによるむくみを解消「Su.Ra.Ri」(※販売終了しました)
足のむくみを改善して脂肪を燃焼させるサポートをする「Su.Ra.Ri」。むくみを改善するハーブ、メリロートを配合、葉っぱや茎が野菜として食べられている明日葉も配合されています。この明日葉、ビタミン豊富で抗酸化作用があり、アンチエイジングにもおすすめ。しかも便秘にも効果的なのだとか。ヨーロッパでスーパーアミノ酸として注目されうシリトリンが冷えの解消、新陳代謝をアップ、脂肪を燃焼させます。
冬の寒さで血流がダウン、夏の冷房の冷えによるむくみなどにおすすめです。
Su.Ra.Ri 90粒入り(1か月分) ¥5400
(※販売終了しました)
余計な水分を排出「きゅきゅっと小町」
現代人は塩分の取りすぎといわれています。塩分をとりすぎると喉が渇きますよね?水分を過剰摂取してしまうのです。それは塩分を取りすぎることで血中の塩分濃度を薄くしようと体が水分を欲しているので仕方のないことなのです。
しかし体内の水分が原因でむくみが起きてしまうのは事実。きゅきゅっと小町はカリウムを多く含んでいるため、余計な水分や老廃物を体外に排出、むくみを軽減、代謝をアップして脂肪を燃焼しやすくしてくれるのです。
きゅきゅっと小町 150粒(1か月分) ¥4980
ダイエットサポート成分配合「きゅきゅっとスリム」
飲んだだけなのに体重が減ったという声も聞こえてくる「きゅきゅっとスリム」。赤ワインより豊富なポリフェノールを含む赤ブドウの葉の成分を取り入れ、抗酸化、脂肪燃焼促進、血流改善を促します。さらに利尿作用の高いトウモロコシのひげを配合、デトックス効果が高く余計な水分が排出され、むくみもダウン、痩せやすい体にしてくれるのです。また食物繊維のキトサン、体を温める生姜など、女性に嬉しい成分ばかりですよ。
きゅきゅっとスリム 30粒入り(1か月分) ¥5060
【脂肪を落とす優先度5位】漢方薬
漢方薬で痩せるってなんかコワイ!なんて思っているかもしれませんが、漢方薬は副作用もなく、体全体の調子を整えていく、という考え方なのでひじょうに安心。しかし即効性は低く、継続することに意味があります。
また痩せやすい、脂肪を溜め込みにくい体に徐々にしていくため、「薬だけで痩せるぞ!」という考え方を持っている人はやめた方がいいかも。自分の体をきれいにしていく、そのなかで余分な脂肪を落としていく、という考え方が重要です。
おすすめ漢方薬
■防風痛聖散(ぼうさんつうさんしょう)
ドラッグストアでも買えるひじょうにメジャーな漢方薬。便秘薬などにも含まれている成分で、きっとアナタも知らないうちに飲んでいるはず。体の水分のめぐりをよくして便通も整えます。汗をかき、利尿作用を高めデットクス効果があるようです。
■九味半夏湯加減方(くみはんげとうかげんぽう)
余計な水分を排出し便痛をよくし、代謝をアップ、内臓脂肪改善に効果的なのだとか。年齢とともにお腹周りが太ってきたな、という人にはおすすめです。
■桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
血液の循環をよくし、便秘改善に効果的。お腹が張って便秘が辛い人におすすめ。さらに生理不順にもいいようで、生理のときのイライラや不安などにも。
■田七人参(でんしちにんじん)
田七人参は肝機能にいいといわれ、お酒好きにはおすすめしたい漢方薬。コレステロールや中性脂肪を分解するためお腹周りの脂肪が気になる人や、外食ばかりで脂っこい食事が多い人にもおすすめです。免疫をアップさせる働きもあるため疲れやすい人にもいいですよ。
■防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)
胃腸が弱い人におすすめで、胃腸の働きをよくすることでむくみを改善します。汗をかきやすく、太り気味の人におすすめです。
漢方薬は副作用がないといわれています。しかし体に合わないケースがないわけではないようです。また、すでにお医者さんにかかっていて何か薬をのんでいる場合は勝手に漢方薬を飲まないほうが賢明。お医者さんに相談してくださいね。
知っておくべき停滞期の知識
ダイエットは目標体重を決めてそれに向かってがんばる人が多いはず。しかし、かならず痩せなくなる時期がやってきます。そんな停滞期に諦めないで継続することが大切なんですよ。
絶対やってくる停滞期の乗り越え方
ダイエットには必ず痩せなくなる時期があります。それが停滞期。これを乗り越えないとさらに痩せることは出来ないんです。
停滞期とは?
ダイエット開始直後はきっとスムーズに痩せているはず。それって体が変わり始めている証拠だし、痩せるって楽しいことですよね。しかし、ある日突然痩せなくなるときがくるのです。それが停滞期。
この時期、痩せないことにストレスを感じてしまい、挫折するケースって多いんです。ただの挫折ならまだしも、「こんなにがんばっているのに何で痩せないの!」とイライラがマックス、暴飲暴食に走ってリバウンドすることだって多いんです。
そもそも停滞期とは体にエネルギーが入ってこないため、飢餓状態になってしまい、省エネ体質になってしまうこと。つまり、「いつ栄養が来るかわかんないし、脂肪溜めとこうぜ~」と体が言っているわけです。そのため、ダイエットが成功している証なのです。
また体重の5%以上1ヶ月で痩せてしまうと停滞期がおこりやすく、停滞期をなくすには緩やかなダイエットが大切になってきます。

・気にしない
・1ヶ月体重の5%以下の緩やかなダイエットをする
この2つが大事ですよ。
1ヶ月体重の5%以下のダイエットは急激に痩せてシワシワにならない、見た目にも綺麗に痩せるダイエットですよ。
運動ときちんとした生活習慣と食事が大切
なによりも脂肪を落とすためには生活習慣のみなおし、一日3回の食事、運動が大切です。また無理をすると続かないので、自分のペースで行うことも大事。ゆっくりでいいので確実に脂肪を落とすことが重要です。
十分な睡眠時間、半身浴などの入浴、一日三回の食事は絶対に守って。これができるようになってから、運動や食事のバランスを考えるようにしましょうね。生活習慣の見直しができないと努力が無駄になってしまいます。ただ痩せるではなく、綺麗に痩せる、これが目標です!