バナナダイエットって何?

バナナダイエットは、その手軽さから人気になったダイエット方法です。やり方は、食事の代わりにバナナを食べるだけ。バナナを朝食代わりに1〜2本食べれば、お昼ご飯や夕飯は特にカロリー計算などをせずに、好きなように食べてOK。ようは置き換えダイエットの一種です。難しいルールを覚えたり、いろいろと準備しなければいけない、という手間がないのはもちろんですが、どうしても我慢がつきものになるダイエットを、朝食以外の制限をせずに進められるのであれば、成功するまで続けられるような気がしませんか?
では、どうして朝食をバナナに置き換えるだけで痩せられるのでしょうか?それには、バナナという食材自体に秘密がありました。今回はその秘密を、ほそみんが大公開しちゃいます!
無理なくカロリーが制限できる
バナナのカロリーは、100gで約86kcal。20cmぐらいの大きさのバナナでも1本あたり120gほどなので、バナナ1本分のカロリーはだいたい100kcal前後です。これに比べて、食パン1枚は約210kcal、白いご飯1杯分は250kcalなので、おかずなど副菜と一緒に食べることを考えると、朝食をバナナに置き換えるだけでカロリーがぐんと制限されることがわかりますよね。
栄養バランスが抜群!
もちろん、食事を減らすだけでもカロリーは制限できますが、栄養まで減少してしまっては肌荒れのもとになったりして綺麗に痩せることはできません。その点、バナナにはタンパク質、脂質、炭水化物の三大栄養素がしっかり含まれています。ダイエットをしていると炭水化物を抜けばいい!と考えがちですが、炭水化物は脳にとっての大切な栄養でもあるため、極端に制限してしまうと仕事や勉強に集中できなくなってしまう可能性もあるんです。バナナであればカロリーを上手に制限したまま、適度な炭水化物を摂取することができます。
しかし、一時はスーパーの果物売り場から姿を消すほどブームになったバナナダイエットは、確かにあっという間にブームが去ってしまいました。「それって結局は効果がなかったんじゃないの?」と不安になってしまう人のために!バナナダイエットの効果を調べてみましょう。
バナナダイエットは効果がないの?
効果の秘訣1: 消化の早さ
実際に、バナナがダイエットに良いというのは、カロリーや栄養分だけの話ではないんです。通常、お米やお芋などを食べると、胃の中で消化し終わるまでに約3時間ほどかかります。しかし、バナナだけならわずか1時間ぐらいで消化できることがわかっています。体内が消化のために活動していると、その間脂肪の燃焼機能が弱くなってしまいます。つまり、消化の早いバナナを食べることで、他の食材を食べたときよりも、脂肪燃焼に使える時間を増やすことができちゃいます♪
効果の秘訣2: ダイエットをサポートする栄養素がたっぷり
バナナには炭水化物だけでなく、新陳代謝を良くしてくれたり、肌の調子を整えてくれるビタミンB群や、ミネラル、食物繊維などの栄養素もしっかり含まれています。食物繊維は余分な脂肪をすっぽりと包み込んでくれて、そのまま体外へと排出します。特にペクチンという食物繊維の一種は、コレステロール値を正常に戻したり、腸の調子を整えて便秘や下痢を解消してくれます。女性の場合体が余分な塩分や水分を溜め込みやすく、むくみがちです。バナナに入っているカリウムには、むくみを解消したり筋肉を正常に保つように体に働きかけてくれます。このように、バナナは特にダイエットのときに嬉しい効果を発揮する栄養素がたっぷり詰まっています。
便秘とむくみの解消はダイエットに必須
実は20代〜30代の女性の約7割以上は便秘のトラブルを抱えています。むくみに至っては、女性の役8割が抱えている悩み。しかし、便をしっかりと体外に排出できずにいたり、余分な水分を体が取り込んでいると、当然体重は増えがちになり、そもそも体が溜め込みやすい体質になって代謝が低下してしまうため、太りやすい体質へと変化していく可能性も…!便秘やむくみが解消されるだけで、体はすっきりと見違えます。バナナダイエットはカロリー摂取を低下させながら便秘とむくみにも効果的に働き変えけるので、即効性が期待できる嬉しいダイエット方法なんです♪
誰でも簡単!バナナダイエットのやり方
手軽で簡単なバナナダイエットとはいえ、やり方が間違ってしまっては栄養バランスが偏ってしまったり、ダイエットの効果が見られなくなってしまいます。せっかくなら、より効果的な方法が知りたいですよね?バナナダイエットの方法と、いくつかのポイントをお伝えしましょう。
やり方はとっても簡単。朝食に生のバナナを食べるだけ。1本で足りない場合は、2本食べてもOK!お昼ご飯と夕飯は普通に食べて大丈夫。
ただし、バナナダイエットを成功させるにはいくつかのポイントがあります。
バナナダイエットのポイント
- バナナを食べながら、常温の水をこまめに飲む
- お昼ご飯と夕飯はあくまでもいつも通り。バナナダイエット前より量を増やしたり、暴飲暴食は避けて
- 三食全部をバナナだけにはしないで!
冷たい飲み物は便秘のもとに!
冷たい水を飲んでしまうと、腸の動きが鈍くなってしまい逆に便秘のもとになったりすることがあります。食事のときだけでなく、水分は常温か温めたものを取る習慣をつけましょう。もちろん、朝食以外で食べ過ぎてしまうと、せっかく朝食でカロリーを抑えても意味がなくなってしまいます。また、早く効果を出したいからといって三食すべてバナナに置き換えてしまうと栄養が偏ったり、飽きてしまって長続きしません。
もっと効果をだしたいなら…
バナナダイエットに限らず、ダイエットを成功させるためには食事に気をつける以外にも生活リズムを正しく整えることが重要。たっぷり睡眠をとることで睡眠中に体が脂肪を燃焼したり、ホルモンバランスがととのって血行や新陳代謝が良くなり、より痩せやすくリバウンドしにくくなります。適度な運動を取り入れることでダイエットのストレス発散にもなり、より代謝を良くしてバナナダイエットの効果が出るので試してみてくださいね。
バナナを食べるのは夜でもOK
朝食をバナナに置き換えることができない場合は、夕飯をバナナに置き換えてもOKです。ただし、空腹の時間が長くなると体はエネルギーを溜め込もうとしてしまうので、痩せやすい体質を作るためには朝食はしっかりと食べた方が良い、ということも忘れないで。いくら短期間で効果が出やすいとはいっても、ダイエットはある程度継続して行うからこそ効果が出るものです。バナナへの置き換え自体は朝食でも夕飯でも効果はあるので、自分が継続しやすい方を選びましょう。
注意点やデメリットは?リバウンドの危険を防ぐ!
ダイエットで少しでも綺麗になりたい、と思っているのに、その結果体調を悪くしてしまったら元も子もありません。比較的簡単なバナナダイエットですが、いくつか注意点があるのでお伝えします。
食べすぎが落とし穴に
バナナにはシュウ酸という成分が含まれています。体内でシュウ酸が増えすぎてしまうと尿路結石の原因になってしまうことがわかっています。毎日4本以上のバナナを食べるのは過剰摂取のもと。そのため、バナナダイエットでは1回に2本ぐらいまでが最適です。
バナナのカロリーがオーバーしてしまっている
もちろん、せっかく朝食をバナナに置き換えても一日のトータルの摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうと痩せることはできません。今まで朝食を食べていなかった人が、朝以外の2食を変えないまま朝ごはんにバナナを食べるようになると、摂取カロリー自体が増えてしまいます。バナナダイエットに限らず、ダイエットを成功させたいなら三食のバランスをきちんと考えて、あくまでも一食分をバナナに置き換えるようにしましょう。
バナナを使ったおすすめレシピ♡
ダイエット継続のためには、飽きずに続けられる工夫も大切なポイント。バナナダイエットを継続しやすくするために、オススメのバナナレシピを紹介します。
バナナ豆乳スムージー
【材料】
- バナナ1本
- 豆乳 200cc
【作り方】
バナナと豆乳をミキサーで混ぜるだけ

バナナグリーンスムージー
【材料】
- バナナ1本
- ほうれん草 1株
- グレープフルーツ 半分
- 水 100cc
【作り方】
すべての材料をミキサーで混ぜるだけ
野菜が不足しがちな人や、ダイエットで貧血気味のときに大活躍です。ほうれん草にも食物繊維がたっぷり入っているので、特に便秘がちな人に試してほしいレシピです。
バナナシャーベット
【材料】
- バナナ1本、ほうれん草 1株
- グレープフルーツ 半分
- 水 100cc
【作り方】
よく水気を切った豆腐とバナナをつぶしながらよく混ぜ合わせる。最後にレモン汁を絞ったら冷凍庫で固める。

バナナ黒酢
【材料】
- バナナ100g
- 黒砂糖 100g
- 黒酢 200g
【作り方】
バナナは2cmの輪切りにして、保存容器に入れてください。そこに黒砂糖と黒酢を入れ、30秒レンジにかけます。あとは12時間待つだけ。

バナナを習慣にしてダイエットから脱却!
ダイエットをしようとすると、何かと我慢することが増えて、なかなか続きません。一時期のダイエット、と考えるよりは、朝食はバナナを食べるもの、と習慣にしてしまうのが継続の秘訣です。体にも美容にも嬉しい栄養がたっぷりのバナナを味方につけて、今度こそ無理なく理想のスタイルを手に入れてくださいね♪