コエンザイムの副作用って?過剰摂取のリスクと注意点を知ろう

コエンザイムの副作用って?過剰摂取のリスクと注意点を知ろう

​コエンザイムQ10に副作用はある?

コエンザイムは、近頃ヒアルロン酸コラーゲンと並ぶ人気をもつ健康や美容効果の高い注目の成分の1つ。特に注目されているのが、ダイエット効果や、生活習慣病の予防効果、疲れの改善効果です。美肌効果に加えて様々な健康効果を期待できるとされるコエンザイムですが、医薬品ではありません。そのため、子どもから大人まで幅広い世代の方に使えるサプリメントとして販売されていることが多いんです。安心してコエンザイムを使用していくためにも、コエンザイムの副作用や使用上の注意点をしっかりと理解していきましょう!

ほそみん
コエンザイムの副作用だけでなく、どのような方は特に注意が必要なのか、という点についても私ほそみんが説明していきたいと思います☆

コエンザイムQ10の副作用

コエンザイムを使用すると、効率よく健康的な体や美しい肌を維持していくことが期待できます。でも、コエンザイムを含んだサプリメントを使用していく上で気になるのが副作用では?思わぬ体調の変化を起こさないためにも、コエンザイムを使用することで起きうる副作用について説明していきますね。

基本的には副作用はナシ

​コエンザイムは、ドラッグストアや通販サイトなどにおいて医薬品ではなく健康食品として販売されている商品です。医薬品のような「薬」に分類される商品には、副作用の可能性があるものがほとんどです。でも、コエンザイムをはじめとする健康食品は、大きくわけると「食品」に分類されているため、基本的には副作用はないと言われています。

過剰摂取でめまいや下痢の可能性はある

コエンザイムの1日の摂取量の目安は、30mg~300mgと言われています。元々体内でもつくられる成分なので、安全性は高いものと考えられていますが、疲れの溜まり具合や毎日の運動強度などによって摂取量の目安が変わります。体調が良いときや、健康を維持していきたいときには30mg程度、毎日長距離を歩いているという方や、スポーツをしているという方は100mg程度、かなり疲れがたまっているというときには200mg~300mg程度摂取すると良いと言われています。

コエンザイムは健康食品として販売されていて、副作用は起きにくい商品とされていますが、過剰摂取には注意が必要です。コエンザイムに限らずどのような食品にも共通していえることですが、過剰に摂取しすぎることで他の食品の栄養素が欠けてしまい、栄養バランスが乱れて体の不調を引き起こしてしまうことがあるんです。

代表的な症状としては、めまいや下痢などが起こる可能性があります。症状が軽度であればそれほど心配はいりませんが、もしめまいや下痢が続く場合や、体の異変を感じたときは病院などで診察を受けることをおすすめします。

使用するときに注意が必要な人​

ほそみん
コエンザイムを使用しても副作用は基本的にありません。しかし、妊娠している方や薬を使用している方は、コエンザイムを使用する上で注意が必要です。安心してコエンザイムを使用していくためにも、使用上の注意点についてしっかりと理解しておきましょう!

妊娠中の人

妊娠中のコエンザイムの使用は禁止されておらず、不妊治療の一環としてコエンザイムが使用されることも。それではなぜ妊娠中の方はコエンザイムの使用について注意が必要かというと、妊娠中の栄養補給のために葉酸やビタミンなどのサプリメントを使用している方が多かったり、過剰摂取によるめまいや下痢などの副作用を強く感じやすいためです。

葉酸などのサプリメントにはビタミンやミネラルなど多くの栄養素が含まれていることもあり、コエンザイムと飲み合わせると栄養素が重複し、気づかぬうちに1日の摂取量を超えてしまうことで、めまいなどの症状を引き起こす可能性が高くなってしまうんです。妊娠中はつわりなどをともなう方も多く、めまいや下痢の症状に対する耐性が低くなっているため症状が長引いてしまうことも……。妊娠中は普段よりも健康に気を配りながら、サプリメントの飲み合わせについてもかかりつけの医師に相談しておくと安心ですね。

ワーファリンを服用している人

​ワーファリンなどの血栓を予防する薬を飲んでいる方は、コエンザイムと飲み合わせることで薬の効果を半減させてしまう可能性があります。薬の量や使用頻度によって飲み合わせによる影響は変わってくるので、心配な場合はワーファリンを処方してもらった病院で飲み合わせについて相談してみましょう。コエンザイムも心臓の薬として使用されていたことがあるため、薬の作用が一部重複することで効果が半減してしまうと考えられています。もしワーファリンとコエンザイムを使用していて、薬の効果に変化を感じたときはできるだけ早く病院などで相談してください。

チラーヂンSを服用している人

​甲状腺機能の治療などに使われるチラーヂンSを使用している方は、コエンザイムと飲み合わせることで血圧の変動がみられることがあるため注意が必要です。チラーヂンSは、不足している甲状腺ホルモンを補って症状を改善していく薬です。そのため、他の薬との飲み合わせで血圧が安定しないという状態では、薬の効果を十分に感じられない可能性も。自己判断による飲み合わせは避けて、事前にかかりつけの医師に相談したうえで使用すると安心です。

漢方薬を服用している人

​漢方薬は、ひとりひとりの体質に合わせて適切な種類の薬を選ぶことで効果を実感できる薬です。冷えやすい体質、汗をかきやすい体質などこまかい特徴を考慮したうえで、たとえば便秘の治療ひとつでも人によって薬の内容が変わります。もちろん、飲み合わせている薬があるか、ということも漢方薬を選ぶ上で重要になってきます。コエンザイムはすべての漢方薬と飲みあわせが悪いというわけではないですが、中には相性が良くない薬もあるため、コエンザイムと飲み合わせたい場合は一度医師や薬剤師に相談しておくことをおすすめします。

ほそみん
これらの方以外でも、常用している薬がある方や、慢性的な病気の治療を行っているという方は注意しましょう。思わぬ副作用などを防ぐためにも、基本的にその治療を優先したうえで、コエンザイムの使用を検討していくほうが安心です。
いま飲んでいる薬と飲み合わせても大丈夫かな?と少しでも疑問を感じたら、一人で悩まずに医師に相談してみましょう。

そもそもコエンザイムQ10って何?

ほそみん
「コエンザイム」という名前は聞いたことがあるけど、美容によさそうな成分?それとも、アンチエイジングに効く成分?そんな風にざっくりとしたイメージしかないという方も多いのでは。こちらでは、コエンザイムはどんなものなのか、どんなはたらきをする成分なのかというような、コエンザイムの基本から説明していきます!

 心臓の薬として誕生したビタミン様物質

コエンザイムは、元々は息切れや動悸をはじめとする症状があらわれる心臓の薬として販売されていました。コエンザイムという成分は、抗酸化作用や疲労回復効果のあるビタミンCをはじめとするビタミン群と似た性質をもっています。ビタミン様物質と呼ばれることもあるコエンザイムは、安全性の高さと効果の感じやすさにおいてはビタミンと並ぶほどだとも言われています。

コエンザイムは、抗酸化作用をもっていることが特徴で、体の酸化を促進する「活性酸素」のはたらきをおさえることで病気になりにくい健康な体をサポート。また、食事をとったあとに炭水化物やたんぱく質、脂肪などをエネルギーに変えていくはたらきももっています。

抗酸化作用は健康な体の維持だけでなく、アンチエイジングや美容にも効果が期待できるとされており、食事をエネルギーに変えていくはたらきをもつことから最近ではダイエットへの効果も期待されている注目の成分となっています!

酸化型と還元型の違い

​コエンザイムは体内で生成される成分です。元々体内に存在するコエンザイムと同じ形のものを還元型コエンザイムといいます。一方、酸化型のコエンザイム一度体内で還元しやすい形で変換されたのちに、吸収されていくものになります。還元型コエンザイムの方が体内への吸収性には優れているものの、価格は酸化型コエンザイムの方が安くおさえられます

コエンザイムを含むサプリメントを使用するときは、酸化型のものなのか、還元型のものなのかということもふまえて商品を選んでいきましょう。値段が高くても、できるだけ早く高い効果を実感したいという方には還元型のコエンザイムがオススメ。とりあえずコエンザイムをおためししてみたいという方や、続けていきやすい価格の商品を求めているという方は、まずは酸化型のコエンザイム商品を試してみると良いかと思います☆

コエンザイムのダイエット効果

コエンザイムは、これまで美肌やアンチエイジングへの効果を期待して使用されることが多かったですが、最近では効率の良いダイエットをサポートしていく目的で使用する人が多いみたいです☆無理のないダイエットをするためにも、健康的な食生活と定期的な運動を心がけながら、コエンザイムで効率よく脂肪を燃焼していきましょう!

代謝を上げて脂肪燃焼を促す

​ダイエットの大原則といえば、摂取カロリーよりも消費カロリーが上回る生活を続けていくことといわれます。摂取カロリーは、普段の食生活で調整するもので、自分自身でもある程度計算することができるもの。しかし、同じような食生活を送っていても痩せていく人と痩せない人がいるのはなぜでしょう?それは消費カロリーの違いです。効率よくカロリーを消費していくことが、ダイエットの成功のカギを握っていると言えますね。

効率の良い脂肪燃焼を助けてくれるのが、コエンザイムです。食事をして食べ物が体の中に入っていくと、日常生活を送るために必要なエネルギーは体内に送られていきますが、一部は脂肪として蓄えられます。この脂肪をエネルギーに変えていくはたらきをサポートするのが、コエンザイムの役割。コエンザイムは体内の酵素と結びつくことで、炭水化物や脂肪をエネルギーに変換していきます。このようにエネルギー変換が活発に行われることで、代謝が上がって脂肪燃焼をしやすいカラダ、痩せやすいカラダになっていくんです♪

つまり、コエンザイムは飲むだけで痩せる、というものではなく食べたものを効率よくエネルギーにかえていくための製品であるということです。

その他の美容・健康効果も豊富

ほそみん
コエンザイムは、ダイエットだけでなく女性にうれしい美容効果や健康効果がもりだくさんなんです♪コエンザイムを使用してみたいという方は、参考にしてみてくださいね☆

動悸・息切れの解消

​現在ではコエンザイムは健康食品として販売されていますが、元々は動悸や息切れなどの症状をともなう「うっ血性心不全」という病気や、血行の改善のための薬の成分として配合されていました。動悸や息切れの原因のひとつとして、心臓から全身の血液を正常に循環させていく機能の低下があげられます。心臓の細胞の中にあるコエンザイムは、血液を正常に全身に送っていくはたらきをサポートします。そのため、コエンザイムを含むサプリメントを摂取していくことで、心肺機能を向上させて血液循環を改善する効果が期待でき、動悸や息切れを解消していくことができるんです。

高血圧など生活習慣病改善

​コエンザイムは、元々体内に存在するものではありますが、20代をピークとして年齢を重ねていくうちに少しずつ減少していきます。コエンザイムは活性酸素という体の酸化の原因となる物質を抑えるはたらきがあります。体の免疫力を維持していくためには、体内で減少してしまったコエンザイムを補っていくことが良いとされています。体の細胞の酸化や免疫力の低下が見られる方は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病にかかりやすいため、定期的に運動をとりいれ、バランスのとれた食事とあわせてコエンザイムを摂取していくのがオススメです。

​美肌効果

​コエンザイムはキレイな状態の肌を維持したい、という方にはぜひ使用してほしいです。なぜかというと、美肌を保つためには必要不可欠といわれるターンオーバーのはたらきを助ける作用があるから。肌は28日前後の周期で不要なものを排出して、新しい肌に生まれ変わっていきます。これをターンオーバーと言います。コエンザイムは体内の細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用に優れていて、不要なものを溜め込みにくくしてくれます。これは美肌に欠かせないビタミンCにもみられる作用です。ニキビを治す、というような一時的な肌の修復効果は低いとされるものの、肌をベストな状態に保つ、キレイな状態を維持する、という効果は高いものとなっています。

アンチエンジング

​コエンザイムを継続して摂取していくことで、アンチエイジング効果を実感する方が多いそう。特に、年を重ねるごとに気になってくるシワやたるみの改善効果が高いといいます。シワやたるみを改善するにいたる明確なはたらきは現在わかっていないものの、コエンザイムのもつ抗酸化作用などによって健康な肌を維持する力を高めていると考えられます。効果の実感には個人差は大きいと言われていますが、長期間使用していくことでシワやたるみの改善だけでなく、肌本来の保湿維持能力を向上して乾燥などが気にならなくなるといった効果を感じる方もいるようです☆

疲労回復

疲労をためこむ原因の1つともいわれる「活性酸素」は体内に入ってくるウイルスを退治するはたらきをもつため、適量であれば体に悪影響をおよぼすことはほとんどありません。体内で活性酸素が増えてしまうことで、疲労を溜め込みやすくなったり、疲れによる体の不調を感じやすくなると考えられています。​

コエンザイムは、強い抗酸化作用をもつため疲れの原因となる活性酸素のはたらきをおさえて、体内の細胞の酸化を防ぎます。体内の細胞が正常な働きを取り戻していくことで、疲労回復を促進し、疲れをためこみにくい状態へと導いてくれるんです!

コエンザイムはとっても安全性の高いサプリ!

コエンザイムは、美容、アンチエイジング、ダイエット、健康と幅広い効果を期待できる成分です。これまでサプリメントを使用したことがないという方も、マルチな効果を期待できるコエンザイムなら試しやすいのでは?毎日適量を守って使用していけば、副作用は基本的にないためどんな方も安心して使用できるのも嬉しいポイントですね☆美を底上げしたいとき、最近疲れやすくなってきたと感じたときは、ぜひコエンザイムのサプリメントを一度ためしてみてください!

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