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美容と言えばヒアルロン酸!

美肌を保つためにどんな化粧品を使ったら良いのだろう、と思ったときになんとなくヒアルロン酸を手に取った経験はありませんか?
保湿のため?アンチエイジングのため?ヒアルロン酸にどんな効果があるのかと聞かれたら、実はよく分からないという方も多いかもしれません。それどころか、もしかしたらヒアルロン酸の効果を生かしきれていない可能性もありますよ。
気になるその役割や効果的な取り入れ方を徹底的に調べましたので参考にしてみてくださいね。
ヒアルロン酸とは?基本情報
そもそもヒアルロン酸って何?どんな働きがあるの?意外に知られていないヒアルロン酸の基本情報をご紹介します。
人間の体に存在
ヒアルロン酸と言えば化粧品のイメージが強いかも知れませんが、実はもともと私たちの身体の中に存在し、人体のおよそ60%を占める水分を保つ大切な役割を担っているのです。
中でも目や肌、関節などには多くのヒアルロン酸が存在し、目や肌の乾燥を防いだり、関節が滑らかに動くようサポートしています。
保水力が高い
ヒアルロン酸の凄さと言えばなんといってもその保水力の高さで、たった1グラムのヒアルロン酸でなんと約6リットルもの水分を抱えることができると言われています。スポンジ1つに6リットルの水を含ませる難しさを考えたら、どれだけ凄いことなのかが分かりますね。
この優れた保水力が、肌の潤いや爪のツヤ、ドライアイにより目に傷がつくのを防ぐなど美容や健康に役立っているのです。
年齢と共に減少
ヒアルロン酸が体内に存在すると言ってもその数のピークは赤ちゃんの時で、それ以降は年齢を重ねるごとに減る一方です。40歳前後になればヒアルロン酸の量は赤ちゃんのおよそ半分にまで減り、深いシワも目立ってくる60歳頃には4分の1になると言われています。
美容健康のためには食べ物やサプリ、化粧品などを上手に取り入れながらヒアルロン酸を補給してあげることが必要といえそうですね。

ヒアルロン酸は必要不可欠!4つの効果・効能
ヒアルロン酸は年齢とともにどんどん減少していくことが分かりました。ではこれが不足すると一体どのような影響がでてくるのでしょうか。ヒアルロン酸は何のために存在するのか、その役割を見ていきましょう。
美肌効果
肌はコラーゲンやエラスチンなどのたんぱく質、そしてヒアルロン酸によってハリツヤが保たれています。お肌の内部を支える柱の役割をするのがコラーゲン、この柱同士をつなぐ釘のような働きをするのがエラスチン、その隙間を埋めるパテのような役目を果たすのがヒアルロン酸です。ここに水分が適切に保たれることで滑らかで潤いのある肌を実現することができます。
建築物が長年日光や雨風にさらされるうちに風化されていくように、人間の肌も紫外線などの影響を受けながら年齢とともに衰えていきます。ヒアルロン酸が減少すればパテが剥がれた壁のように肌もキメが乱れ乾燥気味に、柱となるコラーゲンが足りなければ壁を支えきれず歪んでしまった家のようにたるんだお肌になってしまいます。
乾燥を防ぎツヤのある美しい肌を保つためにはこまめにヒアルロン酸を補給してメンテナンスをしてあげることが大切です。
シワ・たるみ予防
シワやたるみには実は大きく分けて2種類あります。一つは乾燥が原因となっているもので「ちりめんジワ」とも呼ばれる細かく浅いものです。乾燥によって毛穴が目立ちたるんで見えている場合もこちらに分類されます。
二つ目は年齢や肌の筋力の衰えによるたるみや、手で伸ばしても消えない「ほうれい線」などの深いシワを指します。
後者は筋力や皮下脂肪が関係しているためヒアルロン酸が含まれる化粧品だけではカバーしきれない可能性が高いですが、前者のような細かく浅い、乾燥が原因となっているシワやたるみにはヒアルロン酸の保水力が大いに役立つと言われています。
目の潤いを保つ
目はむき出しの臓器とも呼ばれ、紫外線やホコリなど外部からの影響を受けやすい部位とされています。目の表面でレンズの役割を果たしている角膜は乾燥すると傷が付きやすくなるため、目は常に涙のベールで覆われている必要があります。
最近ではパソコンや携帯電話の画面を見続ける機会が増え、まばたきをする回数が減ったことでドライアイになる人が多くなっています。ドライアイは単に目が乾くだけでなく、かゆみや異物感、放置すると傷ついた角膜から雑菌が入り炎症を起こし移植が必要になるケースも出てきます。
ドライアイの治療としても使われる点眼薬には多くの場合ヒアルロン酸が含まれており、涙をつなぎとめ目の潤いを保つ効果が期待できます。また、眼球のおよそ3分の2を占める硝子体(しょうしたい・ガラス体)は水やコラーゲン、ヒアルロン酸から形成されていて、そのクッション性を生かし眼球の形を保ったり衝撃から目を守る働きをしています。
このように目の健康を保つためにもヒアルロン酸は欠かせない存在だということが分かります。
関節のクッション機能保持
年配の方に多く見られる悩みとして膝の痛みが挙げられますが、これは膝の関節と関節の間にある軟骨がすり減ることが主な原因と考えられています。軟骨は関節の動きを滑らかにする働きがあり、その形成にはヒアルロン酸が関わっています。ヒアルロン酸が加齢とともに減少していくこと以外にも、スポーツをしている人や肥満気味の人など関節に負担のかかる生活をしているなども関節痛の原因になっています。
ヒアルロン酸はスムーズな関節の動きを保つためにも欠かせないものですので、年齢を問わず補うようにしたいですね。

こんな人にはヒアルロン酸が必要
生活習慣や体質によっても、必要なヒアルロン酸の量は変わってきます。仕事やスポーツなど日常的にどんな部位に負担がかかっているのか、今一度見直しておきましょう。
美肌を目指したい人
ヒアルロン酸はとにかく優れた保水力が魅力です。少量のヒアルロン酸で多くの水分を肌に留めることができるので、肌が乾燥することを防ぐとともに、乾燥による小じわを目立たなくしたり毛穴の開きを解消するなど美肌効果が期待できます。
乾燥を防ぎ美肌を目指すには、保湿成分の入った化粧水にプラスして、ヒアルロン酸配合の美容液で水分にフタをするようなケアを行うと良いでしょう。
パソコンや携帯電話をよく使う人
パソコンや携帯電話の画面を長時間見続ける習慣のある人は、まばたきの回数が少なくなりがちでドライアイを起こしやすくなります。
コンタクトレンズをしたまま使えるものも市販されていますので、目の渇きが気になる場合はヒアルロン酸配合の目薬を使ってみてはいかがでしょうか。痛みを伴うなど気になる症状がある場合は早めに医師の診察を受けることも大切です。

肌のハリを保ちたい人
皮膚は表面から順に表皮、真皮、皮下組織の三層構造になっています。中でも真皮の大部分を占めているのがコラーゲンで、これは真皮内に弾力のあるネットを張るような造りになっています。さらにエラスチンという繊維が突っ張り棒のようにコラーゲンを支え、その隙間を埋めるように存在するゼリー状の物質がヒアルロン酸です。
コラーゲンが減少するとハリがなくなりたるみやシワの原因になり、ヒアルロン酸が減少すれば肌の弾力がなくなります。ハリと弾力のある肌を保つためにはヒアルロン酸だけでなくコラーゲンも取り入れていきたいですね。

関節炎・関節痛に悩んでいる人
関節痛の中でも特に症状が出やすいと言われているのが膝で、加齢によりヒアルロン酸が減少していることが原因の一つにもなっているようです。関節の表面は軟骨でおおわれていますが、ヒアルロン酸が減っていくことでクッションの役割が弱くなり徐々に軟骨が削れ骨同士がぶつかるようになり痛みを生じます。
このような関節痛の治療としては直接ヒアルロン酸を注入する方法があり、即効性もありますが継続して治療を行う必要があります。日ごろからサプリメントで補うことで関節痛の予防や軽減に役立てたいですね。

スポーツをしている人
激しいスポーツをする習慣のある人は、膝や肘などの関節に大きな負担がかかっていることがあります。陸上選手は膝、野球選手は肘や肩など、関節の曲げ伸ばしが繰り返されることで軟骨がすり減っていく可能性がありますので、意識してヒアルロン酸を取り入れるようにしましょう。
乾燥肌の人
保湿対策をしたつもりでも時間が経つと肌が粉を吹いてしまうような乾燥肌の人は、お手入れの最後にヒアルロン酸配合の化粧品で水分にフタをしてあげましょう。分子量の大きいヒアルロン酸は真皮まで浸透させることは難しいとされていますが、水分をとどめておく保水力にはとても優れています。
乾燥により皮脂量が増えてしまっているインナードライ肌の方も保湿対策をしっかりしましょう。
ヒアルロン酸を多く含む食べ物6選
身近な食べ物からヒアルロン酸を取り入れることができるのならば手軽で良いですね。どのような食材にヒアルロン酸が含まれているのかを見ていきましょう。
ふかひれ
ヨシキリザメなど、サメのヒレを乾燥させた高級食材「ふかひれ」。ヒアルロン酸やコラーゲン以外にも良質なたんぱく質を多く含むため、美容だけでなく免疫力をアップさせるなど健康効果も期待できます。姿煮やスープ、ラーメンなどと頂くととても美味しいですね。
豚足
見た目は衝撃的な豚の足ですが、中国や台湾、日本では沖縄などでは一般的に食べられている食材です。豚足にもヒアルロン酸やコラーゲンが豊富に含まれていて、煮込むことでプルプルのゼリー状になり軟骨も食べることができます。
最近は美容目的で食べる方も増えているようですが、脂質やプリン体を多く含み、カロリーも高いため過剰摂取すると肥満や痛風の原因となる場合がありますので、その点では注意が必要です。
すっぽん
柔らかい甲羅を持ち、一度噛みついたら離れないと言われるすっぽんは、滋養強壮に効果的とされ古くから親しまれています。ビタミン類やコラーゲン、ヒアルロン酸など美容に嬉しい栄養素も豊富に含まれており、鍋料理や雑炊などにして美味しくいただくことができます。ただ一般家庭ではなかなか手に入れにくい食材ですので、日常的に取り入れるのならばサプリメントを利用するのがオススメです。
魚の目の部分
ビタミンB群やDHAなどが豊富で健康だけでなく、頭がよくなると言われることも多いのが魚の目で、実はコラーゲンやヒアルロン酸も含まれているようです。尾頭付きで買ってきても目玉を食べようと思う人は少数派かもしれませんが、目玉の周りの透明な部分は意外にも美味しく食べられるそうです。火を通すと硬くなってしまうので、新鮮なものを生のまま食べるのが良さそうです。
鶏のトサカ部分
ニワトリの頭に乗っているトサカはカロリーが低く、コラーゲンやヒアルロン酸が含まれています。トサカは一羽につき1つしかありませんのでとても希少な部位で、なかなか一般家庭には回ってこないかもしれませんが、焼き鳥屋さんなどでは食べられることもあるようです。
うなぎ
たんぱく質やビタミン類が豊富で、夏バテ防止など健康食材としても親しまれているうなぎですが、意外にもヒアルロン酸やコラーゲンといった美容に嬉しい栄養分も含まれています。うなぎも高価な食材ですがすっぽんやトサカなどと比べればスーパーなどでも手に入れやすく身近な食材と言えそうですね。

知っておこう!ヒアルロン酸の性質
ヒアルロン酸が含まれているからと言って、どんな方法で摂取しても効果があるわけではありません。どのようにして、どれくらいの量を取る必要があるのか、無駄なく効果を得るためにはその性質を理解することが大切です。
身体に吸収されにくい
「ふかひれを食べたから明日はお肌プルプルかも♪」という会話をした経験が一度くらいはあるかもしれませんが、実際に見違えるほどのお肌を手に入れたという方は少ないのではないでしょうか。実は食品に含まれるヒアルロン酸は分子量が大きく、身体に吸収されにくいのです。ヒアルロン酸含有の化粧品も基本的には分子量が大きいため、真皮までは浸透できないと言われています。
食事で補うことが難しい
前の項目でお話ししたように、動物の身体の一部分にヒアルロン酸が含まれていますが、どれも希少かつ高級な食材ですのでなかなか継続して取り入れることは難しいかもしれません。また、ヒアルロン酸やコラーゲンを食品から取り入れても、多くは胃や肝臓などで分解されてしまい効率の良い方法とは言いにくいのが実情です。
分子を加工したサプリメントがおすすめ
食材から摂取するヒアルロン酸は分子量が大きく、吸収率が良い状態とは言えません。アリの巣のような小さな穴に大きな氷を入れるのは難しいですが、かき氷のように細かく加工してあげればすぐに巣の奥まで持ち運ぶことができますよね。このように分子量を小さく加工し、吸収しやすくしたサプリメントが多く販売されていますので利用してみると良いでしょう。豚足やすっぽんのような見た目の衝撃やクセがなく、取り入れやすいところも魅力的ですね。

ヒアルロン酸を摂取する際のポイント
吸収率が悪く、なかなか目的地まで到達させることが難しいとされるヒアルロン酸ですが、出来る限り効果を最大限に発揮させるためにはどうしたら良いのでしょうか。ここではヒアルロン酸を取り入れる時のポイントを見ていきましょう。
継続的に摂取する
サプリメントなどからヒアルロン酸を摂取した場合でも、ヒアルロン酸は一度分解され体内に散らばります。それが再度ヒアルロン酸に合成されますが、どの程度の割合で合成されるのか、その確率は定かではありません。ただ、継続することで肌の内部環境が整い健康的な肌へ近づけることは可能と言われていますのでヒアルロン酸を経口摂取することは必ずしも無駄ではなさそうです。
ヒアルロン酸注射はシワを目立たなくしたい時などに即効性がありますが、ヒアルロン酸が数か月程度で体内に吸収されてしまうのでこちらも定期的に注入し継続する必要があります。
1日の適正摂取量を知る
ヒアルロン酸を1日にどの程度取ったらよいのかは特に定められていないようですが、各サプリメントには摂取量が記載されているのでしっかり確認し守るようにしましょう。加齢により体内のヒアルロン酸は不足していきますので年齢によって必要量が変わってきますし、サプリメントの分子量がどの程度に調節されているのかによっても摂取量が変わります。
約1か月間にわたりヒアルロン酸を毎日通常の3倍量である360㎎を摂取した試験では、重大な副作用と言えるものは現れていませんが、これ以上長期的に過剰摂取をした場合の安全性は確かなものではありませんので適量を守るに越したことはありませんね。
熱を加えずに摂取する
これまでにヒアルロン酸を含む食材をいくつか挙げてきましたが、ヒアルロン酸は熱に弱く、なんと40度ほどの熱を加えただけで破壊されてしまうそうです。野菜などは出来る限り生で摂取したいところですが、豚足やトサカなどは生の状態ではとても食せるものではありませんし、高価で吸収率も良くないとなるとサプリメントを選択するのが無難かもしれません。
低分子化されたヒアルロン酸を選ぶ
通常の食生活ではなかなか取り入れにくく、吸収されにくいヒアルロン酸ですが、美容と健康のためにはきちんと補給しておきたいものです。吸収しやすいように分子量を小さくしたものがサプリメントとして販売されていますので是非活用していきましょう。

ヒアルロン酸に関するQ&A
ヒアルロン酸に副作用はある?
ヒアルロン酸は元々体内に存在するものでもあるため、経口摂取もしくは注射によって取り入れた場合でも深刻な副作用は報告されていないようです。ただ、ヒアルロン酸注射を行った場合に稀に皮膚が壊死するなどの事故がありますが、これはヒアルロン酸に原因があるのではなく医師の技量不足によることがほとんどです。サプリにしても注射にしても信頼できるものを利用することが大切です。
今話題のヒアルロン酸注射は効果あり?
目元の細かなちりめんジワやほうれい線などに効果があるとされているヒアルロン酸注射は、気になる部分に直接ヒアルロン酸を注入することでお肌のハリをアップさせシワを目立たなくすることができます。即効性があり、注射をうった直後から肌がふっくらするように感じられることが多く、1度の注射で3か月から1年くらいは効果が継続するようです。クリニックや注入個所によって価格は異なりますが、保険が適用されませんので1本4~6万円程度が相場と言えそうです。
ヒアルロン酸は経口摂取でも効果があるの?
食事から得られるヒアルロン酸は分子量が高く身体に吸収されにくいと言われており、一度体内で分解されてから再びヒアルロン酸に合成されるため、無駄ではありませんが効率の良い方法とは言いにくいのも確かです。経口摂取するならば分子量を小さくしたサプリメントがオススメですが、注射と違い即効性や持続性には劣りますので継続して摂取することが必要になってきます。
編集部イチ押し!ヒアルロン酸サプリ
顔や下半身がむくみやすい人や栄養が偏りがちな人をサポートしてくれる自然の恵みがたっぷりと詰まったサプリメントです。余計な塩分を排出したり、血行を良くしてむくみを改善するだけでなく、お肌のハリをアップさせる効果も期待できます。
コラーゲンやヒアルロン酸はもちろん、さらにその保水力を高めてくれるビタミンB2も配合されています。また、女性ホルモンと似た働きをしてくれるイソフラボンも配合されており、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促したり抗酸化作用も期待できます。同様に赤ブドウ葉には赤ワインの100倍以上ものポリフェノールが含まれているため、抗酸化作用により肌の老化を防ぐ手助けをしてくれます。
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内容量 | 1袋30粒入り(約1か月分) |
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ヒアルロン酸で美肌をGETしちゃおう♪
ヒアルロン酸は赤ちゃんのころに最も多く、あとは減っていく一方。一見ハリツヤのあるお肌に見えても内側ではヒアルロン酸不足が進行しています。カラッカラの手遅れ肌になる前に、サプリメントなどでこまめにヒアルロン酸を補給してあげましょう。
美肌のためだけでなく、関節痛や目の異常を防ぐためにもヒアルロン酸はとても大切ですので年齢性別問わずに意識して取り入れていきたいですね。